はじめに
ITスクールのハッカソンに参加し、チームでの開発を経験しました。
短期間で成果を出す必要があり、限られた時間の中で仕様を決め、実装し、動作確認を行うのは想像以上に大変でした。
チームでの意思疎通やタスク管理の難しさを実感し、これらの経験を整理するために本記事を書きます。
書こうと思ったきっかけ
ハッカソンでは、技術的な課題だけでなく、メンバー間の意見のすり合わせや役割分担の難しさもありました。
例えば、誰がどの機能を担当するのか、仕様変更が発生した際の対応方法など、開発を進める上での調整がうまくいかず、進捗が遅れることもありました。
このような課題を振り返り、次回の開発に活かすためにも、今回の経験を文章として残そうと思いました。
開発プロジェクトでは、適切なブランチ名を付けることで、作業の目的を明確にし、チーム内での管理がしやすくなります。
ここでは、ブランチの命名規則について解説し、具体的なブランチ名の例を紹介します。
ブランチの命名規則を決めるメリット
適切なブランチ名のルールを決めることで、以下のメリットがあります。
- 可読性の向上:ブランチ名を見ただけで内容がわかる
- 一貫性の確保:プロジェクト内で統一感があり、管理しやすい
- ミスの防止:適切な分類により、誤ったブランチでの作業を防げる
- CI/CDとの連携:自動デプロイの設定をスムーズに行える
おすすめのブランチ名の形式
① プレフィックスを活用
ブランチの種類を明確にするために、プレフィックスを付けるのが一般的です。
プレフィックス | 用途 |
---|---|
feature/ |
新機能の追加 |
fix/ |
バグ修正 |
hotfix/ |
本番環境の緊急修正 |
release/ |
リリース準備 |
refactor/ |
コードのリファクタリング |
chore/ |
依存関係の更新や細かい修正 |
docs/ |
ドキュメントの追加・修正 |
例
feature/user-authentication
fix/login-bug
hotfix/payment-issue
release/v1.2.0
refactor/database-optimization
docs/api-guide-update
② チケット番号を付与
タスク管理ツール(Jira、GitHub Issues など)を使っている場合、チケット番号を含めると管理しやすくなります。
例
feature/PROJ-123-user-login
fix/BUG-456-profile-update
hotfix/PROD-789-payment-error
③ 動詞を使う
ブランチ名に動詞を含めることで、作業の目的が明確になります。
例
feature/add-user-login
fix/fix-payment-error
refactor/improve-database-query
運用ルールの決め方
✅ ルールをチームで統一する
プロジェクトごとにルールを決め、README や Wiki に記載しておくと、メンバー全員が統一した命名を使えます。
✅ 長すぎるブランチ名を避ける
ブランチ名は短くても意味が通じるようにするのが理想です。長すぎると読みづらく、間違いの元になります。
OK:
feature/add-login
fix/reset-password-bug
NG:
feature/add-login-functionality-for-user-authentication
fix/the-bug-where-password-reset-did-not-work-correctly
✅ スネークケースよりケバブケース
ブランチ名には ハイフン(-) を使うのが一般的です(例:feature/user-login
)。
アンダースコア(_)やキャメルケース(UserLogin)より可読性が高いため、推奨されます。
まとめ
短期間で開発を進めるためには、チーム内での適切なタスク管理と円滑なコミュニケーションが不可欠だと実感しました。
また、想定外の問題が発生したときには、すぐに相談し、素早く対応策を考えることが重要です。
今回のハッカソンでの経験を糧に、今後のチーム開発では、よりスムーズに進行できるよう改善していきたいと考えています。