はじめに
Linuxを扱う上で、基本的なコマンドを理解することはとても重要です。
本記事では、特によく使われる「cd」「ls」「cat」の3つのコマンドについて解説します。
初心者の方でもスムーズに使えるよう、基本的な使い方と実践例を紹介します。
書こうと思ったきっかけ
Linuxの操作を効率的に行うためには基本コマンドの理解が不可欠です。
初心者の方がスムーズに学習できるように、よく使うコマンドを整理しました。
特に「cd」「ls」「cat」は頻繁に使用するため、詳しく解説します。
1. cd
コマンド(ディレクトリの移動)
cd
(change directory)コマンドは、現在の作業ディレクトリを変更するために使用します。
使い方
cd ディレクトリ名
使用例
- ホームディレクトリに移動
cd ~
-
/var/log
に移動cd /var/log
- 親ディレクトリへ移動
cd ..
- 直前のディレクトリに戻る
cd -
実際のターミナル画面
2. ls
コマンド(ファイルやディレクトリの一覧表示)
ls
コマンドは、ディレクトリ内のファイルやサブディレクトリを一覧表示するために使用します。
使い方
ls [オプション] [ディレクトリ名]
主なオプション
-
-l
:詳細情報を表示 -
-a
:隠しファイルを含めて表示 -
-h
:ファイルサイズを人間が読みやすい形式で表示
使用例
- 現在のディレクトリの一覧表示
ls
- 詳細情報を表示
ls -l
- 隠しファイルを含めて表示
ls -a
- サイズを人間が読みやすい形式で表示
ls -lh
実際のターミナル画面
3. cat
コマンド(ファイルの内容を表示)
cat
(concatenate)コマンドは、ファイルの内容を表示するために使用されます。
使い方
cat ファイル名
使用例
- ファイルの内容を表示
cat sample.txt
- 複数のファイルを結合して表示
cat file1.txt file2.txt
- 行番号を付けて表示
cat -n sample.txt
実際のターミナル画面
まとめ
-
cd
:ディレクトリの移動 -
ls
:ディレクトリ内のファイルやフォルダを表示 -
cat
:ファイルの内容を表示
これらの基本コマンドを覚えておくことで、Linuxの操作がよりスムーズになります。