はじめに
Linuxのユーザー管理は、システム管理者にとって重要なスキルの一つです。
ユーザーの追加、パスワードの設定・変更、不要になったユーザーの削除といった基本操作を適切に行うことで、システムのセキュリティや管理の効率を向上させることができます。
本記事では、Linuxでユーザーを管理するための基本コマンドである useradd
、passwd
、userdel
の使い方について解説します。
書こうと思ったきっかけ
Linux環境でのシステム管理を行う際に、ユーザー管理の基本コマンドを覚えておくことは非常に重要です。
特に、新しくLinuxを学び始めた人にとって、適切なユーザー管理ができるかどうかは、セキュリティや運用の観点から大きな影響を与えます。
今回の記事では、Linuxのユーザー管理に関する基本的なコマンドをわかりやすく整理し、実務でも活用できるようにすることを目的としています。
Linuxのユーザー管理コマンド
Linuxでは、ユーザーの追加・管理・削除を行うためにいくつかの基本的なコマンドが用意されています。この記事では、以下の3つのコマンドについて詳しく解説します。
-
useradd
:新しいユーザーを作成する -
passwd
:ユーザーのパスワードを設定・変更する -
userdel
:ユーザーを削除する
1. useradd
コマンド(ユーザーの追加)
useradd
コマンドは、新しいユーザーアカウントを作成するためのコマンドです。
基本的な使用方法
sudo useradd ユーザー名
このコマンドを実行すると、指定したユーザー名のアカウントが作成されます。しかし、デフォルトではホームディレクトリが作成されないため、通常は -m
オプションを付けて実行します。
ホームディレクトリを作成してユーザーを追加
sudo useradd -m ユーザー名
指定したシェルを設定してユーザーを追加
sudo useradd -m -s /bin/bash ユーザー名
UID(ユーザーID)を指定して追加
sudo useradd -m -u 1002 ユーザー名
グループを指定して追加
sudo useradd -m -g グループ名 ユーザー名
2. passwd
コマンド(パスワードの設定・変更)
ユーザーのパスワードを設定・変更するには passwd
コマンドを使用します。
基本的な使用方法
sudo passwd ユーザー名
このコマンドを実行すると、新しいパスワードの入力を求められます。
自分のパスワードを変更
passwd
ユーザーのパスワードを無効化
sudo passwd -l ユーザー名
ユーザーのパスワードを有効化
sudo passwd -u ユーザー名
3. userdel
コマンド(ユーザーの削除)
不要になったユーザーアカウントを削除するには userdel
コマンドを使用します。
基本的な使用方法
sudo userdel ユーザー名
このコマンドを実行すると、指定したユーザーが削除されます。ただし、ホームディレクトリはそのまま残ります。
ホームディレクトリも削除
sudo userdel -r ユーザー名
まとめ
コマンド | 目的 | 使用例 |
---|---|---|
useradd |
ユーザーの追加 | sudo useradd -m ユーザー名 |
passwd |
パスワードの設定・変更 | sudo passwd ユーザー名 |
userdel |
ユーザーの削除 | sudo userdel -r ユーザー名 |
これらのコマンドを適切に使用することで、Linuxシステムのユーザー管理をスムーズに行うことができます!