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時間効率UP:「history」と「grep」で過去の忘れがちなコマンドを簡単に検索する方法について

Last updated at Posted at 2024-12-13

はじめに

普段、サーバーの運用や保守・設計などを行う中で、日常的にLinuxコマンドを使っています。

LinuxやUnix系システムの管理においては、コマンドラインでの作業効率が非常に重要です。

今回は、その中でも特におすすめのコマンドの組み合わせである historygrep を使い、過去のコマンド履歴を効率よく検索する方法をご紹介します。

まず、エンジニアは「時間」が命

エンジニアにとって、時間は最も重要なリソースです。多忙なスケジュールの中で、いかに効率を高められるかが求められます。

特に、パソコンの操作感やコマンド検索のスピードは、あらゆる作業のベースとなるスキルだと考えています。

以下の記事も、時間効率を上げるための内容を紹介しています。興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

前提:個人的に一番好きなコマンドの組み合わせ

皆さんも、こんな経験はありませんか?

  • 「この前使ったあのコマンド、もう一度確認したいな」
  • 「どのコマンドを使ったんだっけ?成功したコマンドを忘れてしまった」

そんなときに役立つのが、historygrep を組み合わせる方法です。

この2つを使えば、過去に実行したコマンドの履歴から特定のキーワードを含むコマンドを簡単に検索できます。

ここでは、この便利な方法を具体的に解説します。

historyコマンドとは

history コマンドは、現在のシェルセッションで実行したコマンド履歴を表示するためのコマンドです。

シェルは通常、過去に入力したコマンドを履歴として保存しており、それを確認できます。

以下のコマンドを実行すると、過去に実行したコマンドの一覧が行番号付きで表示されます。

$ history

履歴は行番号付きで表示されるので、特定のコマンドを番号で再実行することも可能です。

grepコマンドとは

grep は、指定した文字列(パターン)をファイルや標準入力から検索し、一致する行を表示するコマンドです。

例えば、以下のコマンドでは、テキストファイル logfile.txt 内に含まれる「error」という単語を検索できます。

$ grep "error" logfile.txt

このように、特定のキーワードを効率よく見つけ出すのに役立ちます。

実際に Git コマンドを探してみた

では、実際に historygrep を組み合わせて、過去に実行した Git コマンドを探してみます。

この方法を使えば、どんな Git コマンドを実行したかを簡単に確認できます。

historygrep を組み合わせて Git コマンドを探す

まず、history コマンドで過去に実行したコマンドを表示し、その中から「git」を含むものだけを抽出するために grep を使います。

$ history | grep "git"

このコマンドを実行すると、過去に使った Git 関連のコマンドが表示されます。

1203  git clone https://github.com/example/repo.git
1204  git status
1205  git add .
1206  git commit -m "Fixed a bug"
1207  git push origin main

このように、history | grep "git" を使えば、Git コマンドだけを効率よく検索できます。

さらに、特定のリポジトリ名や操作を絞り込む場合は、追加のキーワードで検索を絞ることが可能です。

$ history | grep "git pull"

この例では、「git pull」を含むコマンドだけを見つけられます。

スクリーンショット 2024-12-13 22.56.32.png

必要に応じて他のキーワードを追加して試してみてください!

まとめ

今回は、私が普段からよく使っている historygrep の組み合わせを活用したコマンド履歴の検索方法をご紹介しました。

この方法を使えば、過去に実行したコマンドを素早く見つけられ、作業効率が大幅に向上します。

今後も基礎的なコマンドの知識を整理しながら発信していきますので、この記事が誰かの技術的な参考になれば嬉しいです!

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