はじめに
インターネットを利用する中で、私たちは日々「www.google.com
」や「yahoo.co.jp
」といったドメイン名を目にしています。
これらのドメイン名の中でも、ホスト名を含んだ完全な形のものを FQDN(Fully Qualified Domain Name、完全修飾ドメイン名) と呼びます。
FQDNはネットワーク管理やサーバー運用に欠かせない概念であり、特にインフラエンジニアにとっては基本知識の一つです。
本記事は個人的な備忘録としてまとめたものです。その点をご理解いただければ幸いです。
書こうと思ったきっかけ
実務でDNSを扱う機会が多く、それに伴いFQDNについても深く学んできました。
私自身、最初は全く理解できませんでしたが、仕組みを知ることで「なるほど、こういうことだったのか」と納得できるようになりました。
今回、学んだことを整理し、自分自身の振り返りの機会とするために、この記事としてアウトプットすることにしました。
FQDNとは?
FQDN(Fully Qualified Domain Name、完全修飾ドメイン名)は、インターネット上の特定のホスト(コンピュータやサーバー)を一意に識別するための完全なドメイン名のことです。
引用画像:https://www.kagoya.jp/howto/it-glossary/domain/fqdn/
単に「ドメイン名」と言う場合もありますが、FQDNはより詳細な指定を含んだ形です。
FQDNの構造
FQDNはドット(.
)で区切られた複数の部分(ラベル)で構成されます。
一般的な形式:
[ホスト名].[ドメイン名].[トップレベルドメイン]
具体例
www.example.com
- www → ホスト名(サーバーの名前)
- example → ドメイン名
- com → トップレベルドメイン(TLD)
FQDNとその説明
ホスト名だけではネットワーク内の他のホストと区別しにくいですが、FQDNを使うことでグローバルに一意な識別が可能になります。
FQDN | 説明 |
---|---|
www.google.com | Googleのウェブサイト |
mail.yahoo.co.jp | Yahoo! Japanのメールサーバー |
実際に端末のFQDNを取得してみた
システムで自分のFQDNを確認するには、以下のコマンドを使用できます。
Linux/macOS
hostname -f
実際のコマンド結果
➜ ~ hostname -f
MacBook-Pro.local
Windows(コマンドプロンプト)
echo %COMPUTERNAME%
実際のコマンド結果
C:\Users\user>echo %COMPUTERNAME%
HONDA-WINDOWS11
FQDNとDNSの関係
FQDNはDNS(Domain Name System)を使ってIPアドレスと対応付けられます。たとえば、www.example.com
はDNSサーバーを介して 93.184.216.34
というIPアドレスに変換されます。
FQDNはネットワーク管理やサーバー運用において重要な概念なので、理解しておくと役立ちます!
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。基本的な内容でしたが、丁寧に振り返ることで、より深く記憶に定着させることができました。
FQDNはDNSと密接に関わる概念であり、私自身も今後、積極的に活用していきたいと考えています。
今回のまとめが、どなたかの技術の支えとなれば幸いです。