はじめに
ターミナルを使ってコマンドを入力しているとき、途中で間違えたり、修正したくなったりすることがあります。
そのたびに Backspace
や Delete
を連打するのは面倒ですよね。そんなときに便利なのがショートカットキー Ctrl + U
です。
今回は、この Ctrl + U
の使い方や実際の使用感について紹介します。
書こうと思ったきっかけ
普段から Linux や macOS のターミナルを使用しているのですが、長いコマンドを入力している途中で最初から書き直したくなることがよくあります。
そのたびに手動で削除していましたが、ある日、Ctrl + U
を使うと一瞬で削除できることを知りました。
この便利さを共有したいと思い、この記事を書くことにしました。
Ctrl + U
の使い方
Ctrl + U
は、ターミナルのコマンドラインで カーソルの左側にある文字をすべて削除 するショートカットキーです。
使い方
- コマンドラインに何か入力する。
- 途中で
Ctrl + U
を押す。 - カーソルの左側の文字がすべて削除される。
具体例
$ echo Hello, World!
この状態で Ctrl + U
を押すと、すべて削除され、プロンプトが空になります。
また、カーソルが途中にある場合は、カーソルの左側のみが削除されます。
$ echo Hello, World!
↑
この状態で Ctrl + U
を押すと、echo Hello,
だけが削除され、残るのは World!
になります。
実際に使ってみた
実際に Ctrl + U
を試してみると、コマンドの修正がとても楽になりました。特に、長いコマンドを打ち直すときや、誤った入力をすぐに消したいときに便利です。
コマンド実行前
コマンド実行後
さらに、Ctrl + U
だけでなく、以下のショートカットと組み合わせると、より快適にコマンド編集ができます。
-
Ctrl + K
: カーソルの右側を削除 -
Ctrl + W
: 直前の単語を削除 -
Ctrl + Y
:Ctrl + U
やCtrl + K
で削除したテキストを貼り付け
例えば、間違えた部分だけを削除したい場合は Ctrl + W
、入力の続きを調整したい場合は Ctrl + K
を使うと、より効率的に操作できます。
まとめ
Ctrl + U
は、ターミナルで作業をする際に非常に便利なショートカットキーです。カーソルの左側の文字を一括で削除できるため、手動で消すよりも効率的に作業ができます。
また、他のショートカットと組み合わせることで、よりスムーズにコマンド編集が可能になります。
ターミナルを頻繁に使う方は、ぜひ Ctrl + U
を活用して、作業効率を向上させてみてください!