はじめに
Tera Term(テラターム)は、Windows環境で利用できる端末エミュレーターです。SSH(Secure Shell)を使用して、リモートのLinuxサーバーや他のUnix系システムに安全に接続することが可能です。
本記事では、Tera Termのインストールから、SSH接続を利用してLinuxサーバーにアクセスする手順を詳しく解説します。
この記事は主にWindowsユーザー向けですが、技術的な参考になれば幸いです。
SSH接続とは
SSH(Secure Shell)接続は、ネットワーク上でリモートコンピュータに安全にアクセスするためのプロトコルです。
引用画像:https://www.miraiserver.ne.jp/column/about_ssh/
暗号化により通信内容を保護し、不正アクセスを防ぎます。
主にLinuxサーバーの管理やファイル転送で使用され、パスワードや公開鍵で認証を行います。
SSHは高いセキュリティを持ち、遠隔地から安全に操作できる点が特徴です!
1. Tera Termのインストール
まず、Tera TermをWindowsにインストールする必要があります。以下の手順でインストールを行います。
Tera Term公式サイトにアクセスします。
ページ内の「ダウンロード」セクションから最新版のインストーラー(TeraTerm_x.x.x.exe
)をダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、インストーラーを実行し、インストール手順に従ってインストールを進めます。
特に変更がなければ、デフォルト設定のままで問題ありません。 インストールが完了したら、Tera Termを起動します。
2. SSH接続を設定する
Tera Termを使って、SSHプロトコルでリモートサーバーに接続する手順を説明します。
Tera Termを起動すると、接続画面が表示されます。「ホスト」欄に、SSH接続先のIPアドレスまたはホスト名を入力してください。
例えば、リモートサーバーのIPアドレスが 192.168.1.10
の場合、ホスト欄にそのIPアドレスを入力します。
その後は、ユーザ名とパスワードを入力して、「OK」をクリックするとSSH接続が開始されます。
※通常、ポート番号は自動で22番が設定されます。
3. 接続後、リモートサーバーでコマンドを実行
無事にログインできたら、Tera Termのウィンドウ内でリモートサーバーのコマンドラインにアクセスできます。
これにより、リモートサーバー上でさまざまな操作が可能になります。簡単なコマンドを入力して色々試してみてください!
4. セッションを終了する
作業が終わったら、リモートサーバーとの接続を終了する必要があります。接続を終了するには、リモートサーバー上で以下のコマンドを入力します。
exit
これでSSHセッションが終了し、Tera Termのウィンドウが閉じます。
5. よく使うTera Termの設定
Tera Termには、作業効率を向上させるための便利な設定がいくつか用意されています。
普段使いに便利な設定を行うことで、作業の効率が大幅に向上します。
長時間作業する場合、視認性を向上させるためにフォントや配色を変更するのがおすすめです。
「設定」メニューから、「フォント」や「画面の色」などを選択して、自分好みにカスタマイズしてみてください!
一時期、Tera Termの黒い画面がまぶたの裏に浮かぶほど作業をし続けた経験があります(少し反省しています…笑)。
表示設定を自分好みに調整することで、長時間の作業でも快適に進められます。ぜひ、いろいろ試してみてください!
まとめ
Tera Termを使用することで、Windows環境から簡単にリモートのLinuxサーバーにSSH接続でき、効率的にシステム管理や操作を行うことができます。
接続手順がシンプルで、接続後はコマンドライン操作を通じて多様な管理作業が実行できます。
この記事が、SSH接続の基本やTera Termの使い方を理解する助けになれば幸いです!
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