はじめに
プログラミングでは、データの集計や統計計算が頻繁に求められます。平均値の計算は、その中でも基本的で実用的な処理の一つです。
Python では、sum()
や len()
などの便利な関数を使うことで、シンプルなコードで平均値を求めることができます。
本記事では、Python を使ってリストの平均値を計算する方法を学びます。
書こうと思ったきっかけ
プログラミング初心者の方にとって、リストの扱いと基本的な集計処理を理解することは重要です。
特に、sum()
や len()
などの組み込み関数は、データ処理を効率化するうえで欠かせません。
このコードはシンプルですが、Python のリストとループの基本を学ぶのに最適な例です。
また、実際の開発ではデータの平均値を求めるシーンも多いため、初心者の方がすぐに役立てられる内容としてまとめました。
完成したコード
test.py
numbers = [10, 20, 30, 40, 50]
total = sum(numbers)
average = total / len(numbers)
print(f"平均値: {average}")
コードの流れ
-
数値のリストを作成
-
[10, 20, 30, 40, 50]
というリストを用意する。
-
-
合計値を計算
-
sum(numbers)
を使ってリスト内の全ての数を合計する。
-
-
平均値を計算
- 合計値を
len(numbers)
(リストの要素数)で割って平均値を求める。
- 合計値を
-
結果を出力
-
print(f"平均値: {average}")
で計算結果を表示する。
-
実際に実行してみる
まず、以下のコマンドを実行して作成したコードの動作を確認します。
python test.py
実行結果
平均値: 30.0
コードの解説
1. リストの作成
numbers = [10, 20, 30, 40, 50]
- 5 つの数値が入ったリストを作成する。
-
numbers
という変数に[10, 20, 30, 40, 50]
を代入する。
2. リストの合計を求める
total = sum(numbers)
-
sum()
関数を使って、リスト内の数値をすべて合計する。 -
sum([10, 20, 30, 40, 50])
の結果は150
。
3. 平均値を計算する
average = total / len(numbers)
-
len(numbers)
でリストの要素数(5)を取得する。 -
total
をlen(numbers)
で割ることで平均値を求める。 -
150 / 5 = 30.0
となる。
4. 結果を出力する
print(f"平均値: {average}")
-
f
文字列を使用し、計算結果を"平均値: 30.0"
の形式で出力する。 -
f"平均値: {average}"
により、変数average
の値が文字列内に埋め込まれる。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。 今回の内容は基本的な部分でしたが、私自身もリストとループを振り返ることができました。
今後もこのような基礎的な部分については丁寧にまとめていこうと思っています。