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個人的な備忘録:ViとVimの違いについて考え、自分なりに深掘りしながら記事としてまとめてみた

Last updated at Posted at 2025-01-15

はじめに

Viはシンプルで軽量な基本的テキストエディタで、古い環境や最低限の編集作業に適しています。一方、Vimは拡張性が高く、現代の開発者やシステム管理者にとって非常に便利なツールです。

実は私は「Vimmer(※)」と思われがちですが、実際のところ、ViとVSCodeだけでこれまでやってきた人間です。

※Vimmerとは、テキストエディタ「Vim」を使用する人のことを指します。

この記事は個人レベルの備忘録としてまとめたものですが、どなたかの技術の支えになれば幸いです。

書こうと思ったきっかけ

最近、MacBookなどで他の人がどのようなエディタを使っているのか気になり、いろいろと質問する機会がありました。

その中で、以前から「Vimが便利」という話を聞いてはいたものの、実際に操作画面を目にすると、その拡張性の高さとスピーディーなコマンド操作に感動しました。

この体験を通じて、「Viエディタを使っていた自分」に対して、Vimの魅力を再認識させたいと思い、この記事をまとめることにしました。

私がViを使っていた理由

では、なぜ私が今までViエディタを使っていたのかというと、多くのサーバーを管理していた経験があったからです。

Viエディタは多くの環境で標準インストールされており、追加の作業をせずにそのままファイルを編集することができます。

一方で、Vimエディタは標準でインストールされていない場合があり、その場合は手動でインストールする必要があります。

しかし、この「インストール」という作業自体がシステムの変更作業に該当します。そのため、Vimをインストールした後に何らかの不具合が発生すると、システム障害に繋がるリスクがあります。

このような背景から、私は無意識のうちにViばかりを使うようになり、その延長でMacBookでもViエディタを使い続けていた、という経緯があります。

そもそも、Vi と Vim とは?

Vi (Visual Editor)

特徴

  • 軽量で高速: シンプルな設計で、システムリソースをほとんど消費しません。
  • 基本的な機能のみ: テキスト編集に必要最低限の機能を提供します。
  • UNIXの標準: ほとんどのUNIXシステムで利用可能。

メリット

  • ほとんどのUNIXベースのシステムで利用可能(互換性が高い)。
  • 必要最低限の機能で軽量。

デメリット

  • 拡張性がなく、現代的な機能(コード補完、シンタックスハイライトなど)がない。

Vim (Vi Improved)

特徴

  • シンタックスハイライト: コードを見やすく色分け。
  • コード補完: プログラムを書く際に自動補完が可能。
  • プラグイン対応: 様々な機能を追加できる。
  • 多言語サポート: メニューやメッセージが多言語対応。
  • 多彩な操作性: 履歴、複数バッファ、検索と置換の拡張機能など。

メリット

  • Viよりも高機能で柔軟。
  • 開発者やシステム管理者に人気。
  • プラグインを使ってさらに拡張可能。

デメリット

  • 初心者には設定や操作が少し難しい。
  • Viに比べて若干重い(ただし、近代的な環境ではほとんど問題にならない)。

主な違いのまとめ

ここまでの内容を、簡単に表形式でまとめましたので参考にしてください。

項目 Vi Vim
登場時期 1976年 1988年
開発者 Bill Joy Bram Moolenaar
機能 基本的なテキスト編集機能のみ 拡張された編集機能、シンタックスハイライト、プラグインなど
拡張性 なし 高い
動作速度 非常に軽量 Viよりやや重い(現代環境では問題なし)
主な用途 基本的なシステム管理や設定ファイルの編集 プログラミングや大規模なテキスト編集

まとめ

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

普段使いでは Vim を選ぶのがおすすめですが、Vi は標準でインストールされている環境が多いため、基本的な操作を覚えておくと非常に役立ちます。

今後も基礎的な内容を積極的にアウトプットしながら、自分の知識を整理し、振り返りのきっかけを作っていきたいと思います。

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