はじめに
LinuxやUnix系OSでは、ディレクトリの削除に複数の方法があります。
その中でも rmdir
コマンドは、特に「安全性」に優れた方法として知られています。
この記事では、rmdir
の特徴や使いどころについて解説します。
書こうと思ったきっかけ
ディレクトリを削除する際、rm -r
を使うと中身ごと削除されてしまうため、誤操作によるデータ損失のリスクがあります。rmdir
はその点、安全に使えるコマンドです。
個人の備忘録程度の走り書きとなっておりますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
使い分けに迷った経験から、このテーマでまとめようと思いました。
結論:rmdirはこんなときに使う!
空のディレクトリだけを安全に削除したいとき
rmdir の特徴
- 空のディレクトリしか削除できない
- 誤って中身のあるフォルダを削除する心配がない
- スクリプトやCI/CD環境などでも「安全に空なら削除」処理に使える
rmdir
は 空のディレクトリのみ を削除できるコマンドで、rm -r
は 中身があっても再帰的に削除 できます。
つまり、rmdir
は 誤って重要なファイルを削除してしまうリスクが少ない という意味で、より安全に使えるというメリットがあります。
正直、これくらいの使い所ですね...笑
簡単に表にまとめてみた
コマンド | 安全性 | 中身がある場合 | 主な使いどころ |
---|---|---|---|
rmdir |
高い | 削除できない | 誤削除を防ぎたいとき、空のディレクトリのみを対象にしたいとき |
rm -r |
低い(強力) | 削除できる | ディレクトリごと一括削除したいとき、中身も含めて完全に削除したいとき |
使いどころの具体例
- 一時的に作った作業用ディレクトリの整理
- Makefileやシェルスクリプトでの安全な削除処理
- 運用ルールとして誤削除を避けたいとき
rmdir の使用例
rmdir /path/to/emptydir
中身があると削除されないので、意図しない削除を防げます。
まとめ
rmdir
は「空のディレクトリを安全に削除したいとき」にぴったりのコマンドです。普段 rm -r
を使っている方も、用途によって使い分けてみてください!