はじめに
チームで開発を進める際には、さまざまな役割が存在し、それぞれの専門性を活かしてプロジェクトを成功に導きます。
開発の現場では、フロントエンドやバックエンドのエンジニアだけでなく、インフラや品質保証、デザイン、プロジェクト管理など、多くの職種が関わります。
本記事では、それぞれの役割について詳しく解説します。
書こうと思ったきっかけ
チーム開発を進める中で、自分やチームメンバーがどのような役割を担うのかを明確に理解することは、プロジェクトの円滑な進行に欠かせません。
特に、ハッカソンのような短期間で成果を出す場面では、各メンバーがどのポジションを担当し、どのように連携すればよいのかを把握することが重要になります。
そこで、開発チームの役割を整理し、それぞれのポジションがどのような仕事をするのかをまとめました。
チーム開発の主な役割
開発系
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フロントエンドエンジニア
ユーザーが直接触れる部分(UI/UX)を開発し、デザインを形にする。主な技術はHTML, CSS, JavaScript(React, Vue.js, Angularなど)。 -
バックエンドエンジニア
アプリのビジネスロジックやデータベースとのやり取りを担当。Python(Django, Flask)、Node.js、Java(Spring Boot)などを使用。 -
フルスタックエンジニア
フロントエンドとバックエンドの両方を担当し、システム全体を開発できる。 -
モバイルエンジニア
スマホアプリ(iOS, Android)の開発を担当し、Swift, Kotlin, React Native, Flutterなどを活用。
インフラ系
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インフラエンジニア
サーバーやネットワーク、クラウド環境の構築・管理を担当。AWS, GCP, Azure, Linuxなどを活用。 -
SRE(Site Reliability Engineer)
システムの信頼性を向上させ、監視や自動化を行う。Datadog, Prometheus, CI/CDツールを使用。 -
DevOpsエンジニア
開発と運用の橋渡しをし、CI/CDの最適化を担当。Docker, Kubernetes, Terraform, Ansibleなどを活用。
企画・デザイン系
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プロダクトマネージャー(PM)
プロジェクトの方向性を決め、ビジネス視点で意思決定を行う。 -
スクラムマスター
アジャイル開発の進行をサポートし、チームの生産性向上を図る。 -
UI/UXデザイナー
ユーザーが使いやすいデザインを設計し、Figma, Adobe XD, Sketchなどのツールを活用。
品質・テスト系
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QAエンジニア(品質保証)
システムのテストを行い、バグを発見・修正する。Selenium, Cypressなどを活用。 -
セキュリティエンジニア
アプリやシステムのセキュリティ対策を担当し、OWASP, Penetration Testing, WAFなどの知識を活かす。
運用・サポート系
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カスタマーサポート(CS)
ユーザーからの問い合わせ対応やフィードバックの収集を行う。 -
データエンジニア
データの収集・分析基盤を構築し、BigQuery, Redshift, SQL, Pythonを活用。
まとめ
チーム開発では、それぞれの役割が明確に分担され、連携することでプロジェクトを成功へと導きます。
小規模なチームでは一人が複数の役割を兼任することもありますが、大規模な開発では専門性を活かし、それぞれのポジションが協力することが重要です。
自分の得意分野を活かしつつ、チーム全体の役割を理解することで、スムーズな開発が可能になります。