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ネットワーク入門:NATとNAPTの違いとは?家庭のネットワークの仕組みを解説してみた

Last updated at Posted at 2025-03-15

はじめに

家庭のインターネット環境について考えたことはありますか?

日常的に使っているWi-Fiの仕組みを詳しく知ることで、ネットワークトラブルの対応やセキュリティの強化につながります。

本記事では、家庭のローカルネットワークで使われる「NAPT(Network Address and Port Translation)」について解説します。

書こうと思ったきっかけ

最近、家庭内のデバイスがどのようにインターネットへアクセスしているのか気になり、調べてみました。

その過程で「家庭のネットワークはNATなのか?NAPTなのか?」という疑問が生じたため、まとめることにしました。

NATとNAPTの違い

家庭のルーターでは、一般的に NAPT(Network Address and Port Translation) が使用されています。

NAT(Network Address Translation)とは?

  • IPアドレスのみを変換する技術。
  • 1対1の変換が基本。
  • 例: グローバルIP 203.0.113.1 ⇄ ローカルIP 192.168.1.10。
  • 1つのグローバルIPを1台のデバイスでのみ使用可能。

NAPT(Network Address and Port Translation)とは?

  • ポート番号も変換 する技術(これが一般的に「NAT」と呼ばれることが多い)。
  • 1つのグローバルIPを複数のローカルIPで共有可能。
  • 例: 203.0.113.1:50001 ⇄ 192.168.1.10:80, 203.0.113.1:50002 ⇄ 192.168.1.20:80。
  • 家庭のネットワークで、複数のデバイスが1つのグローバルIPを使ってインターネットに接続できる仕組み。

家庭のルーターとNAPT

一般的な家庭用ルーターでは、NAPT(PATとも呼ばれる)がデフォルトで有効になっています。

例えば、家の中にあるスマートフォンやPCがインターネットにアクセスすると、すべてのデバイスは1つのグローバルIPを使用します。

しかし、ルーターはそれぞれのデバイスの通信を識別するために送信元ポート番号を変更します。**

これにより、複数のデバイスが同時にインターネットを利用できるのです。

まとめ

家庭のローカルネットワークは通常「NAPT(PAT)」を使用している。
単純なNAT(1対1の変換)は一般家庭ではほぼ使われない。
ルーターはポート番号を利用して、複数のデバイスを同じグローバルIPで管理している。

ルーターの設定画面を確認すると、「NAPT」または「ポートマスカレード(Port Address Translation)」という項目があるはずです。

興味がある方は、ぜひ一度設定をチェックしてみてください!

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