はじめに
仕事ではWindows PCを使っており、効率よく設定画面にアクセスすることが重要です。
私も以前、ヘルプデスク業務でPCのキッティングをしている際に、この「ファイル名を指定して実行」コマンドの便利さを実感しました。
初心者の頃は設定を探すだけで時間がかかっていましたが、このコマンドを使いこなすことで、各種設定画面に素早くたどり着けるようになり、作業効率が大幅にアップしました。
本記事では、備忘録含めてこの時短テクニックを活用できるよう、コマンドの活用方法をご紹介します。
まず、エンジニアは「時間」が命
エンジニアにとって、時間は最も貴重なリソースです。
多忙なスケジュールの中で、少しでも効率を上げることが求められます。
設定画面へのアクセスや日常のタスクを素早く行えることは、すべての作業のベーススキルだと考えています。
以下の記事も時間効率を上げる内容の記事になりますので、興味のある方は参考にしてみてください。
ファイル名を指定して実行とは
「ファイル名を指定して実行」は、Windowsの設定画面やツールを直接開くためのショートカット機能です。
検索やクリックを省略して、設定画面に一発でアクセスできるため、日常的に使うと大幅に時間が節約できます。
以下に、実務で役立つ基本的な設定関連コマンドを紹介します。
実務でよく使う基本的な設定関連コマンド
システム関連
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sysdm.cpl
:システムのプロパティを表示し、コンピューター名やシステムの保護設定を確認・変更する -
compmgmt.msc
:コンピューターの管理画面にアクセスし、ディスク管理やイベントビューア、サービス管理ができる -
winver
:Windowsのバージョン情報とビルド番号を確認する
ネットワーク設定
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ncpa.cpl
:ネットワーク接続一覧を表示し、接続の状態を確認・変更する -
firewall.cpl
:Windowsファイアウォールの設定画面を開き、セキュリティポリシーを調整する -
inetcpl.cpl
:インターネットオプションを開き、ブラウザの設定やプライバシー、セキュリティオプションを変更する
デバイスとドライバー管理
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devmgmt.msc
:デバイスマネージャーを開き、デバイスやドライバーの状態を確認・管理する
レジストリ関連
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regedit
:レジストリエディターを開き、Windowsの詳細設定やカスタマイズを行う
システム構成
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msconfig
:システム構成画面を開き、スタートアップやブートオプション、サービス設定を行う -
services.msc
:サービス一覧を表示し、各サービスの状態を確認・管理する -
gpedit.msc
:ローカルグループポリシーエディター(Pro版以上)を開き、システムやユーザーに適用するポリシーを管理する
その他便利なコマンド
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cmd
:コマンドプロンプトを開き、ファイル操作やシステム操作ができる -
powershell
:PowerShellを開き、高度なシステム管理やスクリプト実行が可能 -
notepad
:メモ帳を開き、テキスト編集に利用する
まとめ
「ファイル名を指定して実行」コマンドを活用することで、Windowsの設定にすばやくアクセスでき、無駄な時間を減らせます。
日常的に使うコマンドを覚えておけば、設定や管理業務がスムーズになり、結果的に仕事の効率が向上します。
効率よく仕事を進めたいエンジニアにとって、これらのコマンドはぜひ使ってみてください!
参考文献