はじめに
ネットワーク機器には、固有の識別番号(48ビットの値)が割り当てられており、ネットワーク上でデバイスを特定するために使用されます。
普段はあまり意識せずに使っていますが、実際に自分の端末にはどのMACアドレスが割り当てられているのか、この機会に確認してみます。
本内容は個人的な備忘録程度のものですが、どなたかの学習の参考になれば幸いです。
書こうと思ったきっかけ
普段何気なく使っているパソコンのMACアドレスについて、一度確認してみたいと思いました。
以前、IPアドレスについてはコマンドの結果をまとめたことがありましたが、MACアドレスについては整理したことがなかったため、この機会にまとめることにしました。
実際の業務でも使用するコマンドを使って確認していきますので、必要に応じて参考にしてください。
そもそも、MACアドレスとは?
MACアドレスとは、ネットワーク機器に割り当てられる固有の識別番号であり、48ビットの値で構成されます。
引用画像:https://shinmeisha.co.jp/newsroom/2020/03/17/mac-%E3%82%A2%E3%83%89%E3%83%AC%E3%82%B9media-access-control%E3%81%A8%E3%81%AF/
例えば、「00:1A:2B:3C:4D:5E
」のような形式で表されます。このアドレスは、ネットワーク上でデバイスを識別するために使用され、通信の際に重要な役割を果たします。
MACアドレスとIPアドレスの違い
私もITの学習を始めた頃は、MACアドレスとIPアドレスの違いをうまく言語化できない部分がありました。
そこで、簡単に表にまとめてみましたので、参考にしてください。
項目 | MACアドレス | IPアドレス |
---|---|---|
役割 | 機器の識別 | ネットワーク上の位置識別 |
変更可能性 | 基本変更不可(偽装は可能) | 動的・静的で変更可能 |
使用範囲 | ローカルネットワーク内 | グローバルネットワーク対応 |
実際に確認してみた
ここでは、自宅のLinux、Windows、MacBookを使って、それぞれのMACアドレスを確認していきます。
MACアドレスの確認方法はいくつかありますが、今回はコマンドを使用して確認します。
各OSでのMACアドレス確認コマンド
Linuxの場合
ip a | grep ether
実際のコマンド結果
Windowsの場合
getmac
実際のコマンド結果
Windows Serverの場合
getmac
実際のコマンド結果
MacBook(macOS)の場合
ifconfig | grep ether
実際のコマンド結果
~/Desktop ifconfig | grep ether
ether xx:xx:xx:xx:xx:xx
ether xx:xx:xx:xx:xx:xx
これらのコマンドを使えば、各OSでMACアドレス(xxxに置き換え済み)を簡単に確認できます!
まとめ
読んでいただきありがとうございました。今回は基本的な内容をまとめましたが、私自身にとっても良い復習となりました。
今後も基礎的な内容を積極的にまとめていきたいと思っています。
なお、本記事の内容は個人の備忘録として記載していますので、その点ご了承ください。
参考文献