はじめに
普段、このQiitaアカウントやGitHubのアイコンには、意識的にペンギンを使用しています。
こちらが私が愛用しているペンギンのアイコンです👇
※実はこれには深い理由があります。
私は、「オープンな発想で世の中に貢献する」というLinuxの思想が大好きで、その象徴としてペンギンを選んでいるのです。
今回は、この考え方について簡単にご紹介しつつ、Linux(UNIX)の歴史やその生みの親であるリーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)氏に焦点を当てて、備忘録として体系的にまとめていきたいと思います。
書こうと思ったきっかけ
私がITを学び始めたとき、最初に取り組んだのはネットワークやサーバーといった、いわゆる「枯れた技術」でした。
「枯れた技術」とは、頻繁に技術が変わるわけではなく、一度しっかりと根本から理解しておけば、長期的に役立つ技術のことです。
なぜこれらの分野から学び始めたのかというと、技術の変化が少なく安定している基礎をしっかり身につけることが重要だと考えたからです。
枯れた技術については、以下のサイトを参考にしてみてください。
その中でも、どうしても避けて通れなかったのがLinuxの存在でした。当時の私は、Linuxに対して「黒い画面で難しそう」「怖い」というイメージしか持っていませんでした。
しかし、Linuxについて学べば学ぶほど、その誕生の背景や思想に共感する部分が多くあり、次第にその魅力に惹かれるようになりました...。
この記事を書こうと思った理由は、この感動や理解を整理し、同じように学び始めた方々と共有したいと思ったからです!
Linux(UNIX)の歴史について
Linux(UNIX)の歴史については、私が紹介するよりも、他のサイトで詳しく分かりやすく解説されています。以下のリンクをご覧ください。
また、Linuxを考案した人物についても、以下のサイトで詳しくまとめられています(この後で詳細に触れます)。
Linux(UNIX)の誕生背景や根底にある思想は、「オープンな発想で世の中に貢献する」という考え方に基づいています。
未来において、何十年、何百年先にOSという概念が存在するかは分かりません。しかし、このような思想の違いがあることで、選ばれるOSとしてLinuxが圧倒的な支持を受けているのだと考えています。
これはあくまで個人の意見ではありますが、Linuxの根底にある思想が、Windowsよりも高いシェア率につながっている理由の一つだと思います。
リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)氏について
ここまでの内容をまとめていく中で、「Linuxを作った人ってどんな人なんだろう?」と疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
私自身は、LPIC(Linux Professional Institute Certification)というLinuxの認定試験を取得した際に、Linuxの歴史や考案者について学ぶ機会がありました。
Linuxを作ったのは、フィンランドのヘルシンキ大学在学中の大学院生、リーナス・トーバルズ(Linus Torvalds)氏です。1991年、趣味としてLinuxの開発をスタートし、ソースコードをインターネット上で無料公開しました。
Linuxは、当時主流だったIntel i386コンピュータで動作するUNIX互換のOSの必要性を感じて開発されました。
当時、OSといえば大企業が開発した商用製品が主流であり、ソースコードを公開することはタブーとされていました。そんな時代背景の中、トーバルズ氏の試みは大きな反響を呼びました。
この話を知ると、Linuxの誕生がいかに時代を先駆けたものであり、感動的な物語であるかを改めて感じますね...!
枯れた技術でもあり、枯れない技術でもある
繰り返しになりますが、「枯れた技術」とは、長期間使われ続けて安定し、技術的な完成度が高いものを指します。この観点では、Linuxは以下の理由から「枯れた技術」と言えます。
枯れた技術の側面
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長い歴史
Linuxは1991年にリーナス・トーバルズによって開発が始まり、それ以来30年以上にわたり進化を続けてきました。この期間に数多くの改善が行われ、安定した技術基盤が築かれています。 -
広範な利用
サーバー、組み込みシステム、スーパーコンピュータ、クラウド環境など、多くの分野でLinuxが標準的に利用されています。そのため、Linuxは非常に信頼性が高く、多くの現場で「枯れた技術」として扱われています。 -
成熟したエコシステム
Linuxは膨大なドキュメント、サポートコミュニティ、関連ツールが整備されており、安定して利用できる環境が整っています。
枯れない技術の側面
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積極的な開発
Linuxカーネルは今も活発に開発されており、新しいバージョンが定期的にリリースされています。最新のハードウェアや技術をサポートし、セキュリティの強化も常に行われています。 -
クラウドとコンテナ技術への対応
クラウドコンピューティング(AWSやGoogle Cloud)やコンテナ技術(DockerやKubernetes)の基盤としてLinuxが広く採用されています。これにより、Linuxは現代のIT技術の最前線で重要な役割を果たしています。 -
新しい分野への応用
IoT(Internet of Things)デバイス、自動車の組み込みシステム(Android Automotiveなど)、AI/MLの計算プラットフォームなど、Linuxは新しい分野での利用が増えています。
Linuxは安定性と信頼性から「枯れた技術」としての側面を持つ一方、活発な進化を続けている「枯れない技術(成長する)」でもあります。
この両面性が、Linuxが長年にわたり多くの分野で選ばれる理由の一つです。
まとめ
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。今回の記事をまとめる中で、Linuxの誕生背景や生みの親であるリーナス・トーバルズ氏について改めて学び直し、ますますLinuxへの愛情が深まりました。
これからも積極的にLinuxと触れ合いながら、技術力を高めていきたいと思っています。
この記事は、私自身のLinuxへの愛を詰め込んだ内容となっていますが、少しでも皆さんにLinuxの魅力が伝われば幸いです!
おまけ:私のペンギンアイコンについて
私がこのQiitaアカウントで使用しているペンギンのアイコンは、以下のサイトからフリー素材としてダウンロードしました。
もしこの記事を読んでLinuxの思想や魅力に共感された方がいれば、ぜひこのペンギンアイコンを使ってみてください(笑)
参考記事