はじめに
・補足:
この記事で紹介している手順は、私自身はまだすべて実施していません。状況に応じて適切な方法を選んで試してみてください。
Google ChromeでローカルのHTMLファイルを開こうとした際に「サイトが安全に接続できません」というエラーが表示されることがあります。
この問題は、Chromeのセキュリティ設定や拡張機能の影響によるものです。本記事では、その解決策を詳しく解説します。
書こうと思ったきっかけ
筆者自身がVS CodeのエクスプローラーからGoogle ChromeにHTMLファイルをドラッグ&ドロップした際にこの問題に直面しました。
個人の備忘録程度の走り書きとなっておりますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
同じように困っている方がいるのではと思い、対処方法をまとめました。
ローカルファイルのアクセスを許可する
Chromeはセキュリティ上の理由で、ローカルファイル (file://
) のスクリプトやリソースの読み込みをブロックすることがあります。
その場合、Chromeの起動オプションを変更することで解決できるかもしれません...(未実施)。
解決策
Chromeを特別なフラグ付きで起動する
-
Chromeを完全に閉じる。
-
ターミナルまたはコマンドプロンプトを開く。
-
以下のコマンドを実行してChromeを起動する。
Windows の場合
chrome.exe --allow-file-access-from-files
Mac の場合
open -a "Google Chrome" --args --allow-file-access-from-files
Linux の場合
google-chrome --allow-file-access-from-files
-
この状態でHTMLファイルを再度Chromeにドラッグ&ドロップし、動作を確認。
Chrome の拡張機能が影響している場合
セキュリティ系の拡張機能(例: Adblock, Privacy Badger など)がローカルファイルの読み込みをブロックしている可能性があります。
解決策
- Chromeのアドレスバーに
chrome://extensions/
を入力。 - すべての拡張機能を一時的に無効にして、再度試す。
セキュリティ設定を一時的に無効化する
ローカルのHTMLファイルが https://
で開こうとして失敗している場合、以下の手順で試してください。
解決策
-
chrome://flags/
にアクセス。 -
Insecure origins treated as secure
の設定を検索。 -
file://*
を追加して適用。 - Chromeを再起動。
ローカルサーバーを利用する(推奨)
Chromeのセキュリティ制限を回避するために、ローカルサーバーを立てて http://localhost
から開くのが最も確実な方法です。
簡単な方法
VS Code の Live Server 拡張機能を使う
-
VS Code の拡張機能 で
Live Server
をインストール。 - HTMLファイルを開き、右クリック → "Open with Live Server" を選択。
または、手動でPythonの簡易サーバーを起動することもできます。
Python 3 の場合
python -m http.server 8000
その後、ブラウザで http://localhost:8000/
にアクセス。
まとめ
- まずは Chromeを
--allow-file-access-from-files
オプション付きで起動 してみる。 - それでもダメなら、 Live Server や Pythonのローカルサーバーを使うのが確実 です。
以上の方法を試してみて、うまくいかなかったらエラーメッセージなど詳しく調査してみてください!