はじめに
本記事では、OpenAIが提供する最新のAIモデルについて、その特徴や料金体系を簡潔にまとめています。
個人の備忘録程度の走り書きとなっておりますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
タスクの性質やコストパフォーマンスを踏まえて、最適なモデルを選ぶための参考になれば幸いです。
書こうと思ったきっかけ
2024年以降、OpenAIは用途ごとに最適化された複数のモデルをリリースしています。
その中で、料金や性能の違いが分かりにくいと感じたので、自分自身の整理も兼ねてまとめてみました。
最新のOpenAIモデルについて
OpenAIは、用途に応じた多様なAIモデルを提供しており、それぞれに特徴的な性能と料金体系が設定されています。以下に、最新のリーズニングモデルと日常タスク向けモデルを紹介します。
参考にしている記事
高度なマルチステップ問題向けリーズニングモデル
OpenAI o1
- 概要:ツール、Structured Outputs、Visionをサポートするフロンティアモデル。
- 特徴:200kコンテキスト長を備え、複雑な推論に特化。
料金:
- 入力:$15.00 / 100万トークン
- キャッシュされた入力:$7.50 / 100万トークン
- 出力:$60.00 / 100万トークン
OpenAI o3-mini
- 概要:コーディング、数学、科学向けに最適化された小型モデル。
- 特徴:ツールとStructured Outputsに対応し、コストパフォーマンスに優れる。
- コンテキスト長:200k
料金:
- 入力:$1.10 / 100万トークン
- キャッシュされた入力:$0.55 / 100万トークン
- 出力:$4.40 / 100万トークン
補足:Batch APIを使用することで、入力と出力コストを50%削減し、24時間以内の非同期処理が可能です。
日常的タスク向け GPT モデル
GPT-4o
- 概要:複雑なタスクに対応する高知能モデル。
- コンテキスト長:128k
料金:
- 入力:$2.00 / 100万トークン
- キャッシュされた入力:$0.50 / 100万トークン
- 出力:$8.00 / 100万トークン
GPT-4o mini
- 概要:短時間の日常業務に適した小型モデル。
- コンテキスト長:128k
料金:
- 入力:$0.40 / 100万トークン
- キャッシュされた入力:$0.10 / 100万トークン
- 出力:$1.60 / 100万トークン
GPT-4.1 nano
- 概要:低レイテンシーで高速かつコスト効率の高いモデル。
料金:
- 入力:$0.100 / 100万トークン
- キャッシュされた入力:$0.025 / 100万トークン
- 出力:$0.400 / 100万トークン
補足:Batch APIを活用することで、さらなるコスト最適化が可能です。
まとめ
本記事では、OpenAIの最新モデルについて、機能別・用途別に整理して紹介しました。
用途が高度であればあるほど高性能なモデルが求められますが、日常的な用途ではコストを抑えつつ必要十分な性能のモデルも多数あります。
状況に応じた選定で、AIの導入効果を最大化を検討してみてください!