はじめに
近年、生成系AIの発展により、さまざまなアプリケーションでの活用が進んでいます。Amazon Bedrockは、開発者がこれらのAIモデルを容易に利用できるプラットフォームです。
私自身、職場では生成系AIの使用が基本的に禁止されているため、主にインターネット上の文献などを参考にしながら、日々の手順書作成や障害対応を行っています。
本記事では、Amazon Bedrockを使用して生成系AIを作成する手順を詳しく説明します。
知識整理
Amazon Bedrock
Amazon Bedrockは、さまざまな基盤モデル(FM)にアクセスできるサービスです。
引用画像:https://businessnetwork.jp/article/16662/
これにより、テキスト生成、画像生成、対話システムなどの機能を簡単に利用できます。
Bedrockを利用することで、開発者は自分のアプリケーションに高度なAI機能を組み込むことができます。
生成系AI
生成系AIとは、与えられたプロンプトに基づいて新しいコンテンツを生成するAIモデルのことを指します。これには、テキストの生成、画像の生成、音声の生成などが含まれます。
引用画像:https://diamond.jp/articles/-/319525
生成系AIは、自然言語処理やコンピュータビジョンなど、さまざまな分野で応用されています。
補足事項:すべての基盤モデル(FM)を使えるのはバージニア北部リージョンだけ(2024/10月時点)
Amazon Bedrockのすべての基盤モデル(FM)を利用するには、バージニア北部リージョンにアクセスする必要があります。
このリージョンでは、提供されるモデルの種類が最も豊富で、最新の機能や更新が早く反映されます。
生成系AIの構築手順
1. Amazon Bedrockにアクセス
AWS マネジメントコンソールにログインし、Amazon Bedrockのサービス画面に移動します。
ページ左ペインから「モデルアクセス」の画面に進みます。
2. モデルの有効化
「特定のモデルを有効にする」を選択し、画面遷移後にAnthropicの中からClaude Instantを選び、チェックボックスに✅を入れます。
画面遷移後に、Anthropicの中から、Claude Instantを選択し、チェックボックスに✅を入れます。
次に、アクセスをリクエストに進み、送信ボタンを押下します。
3. 個人情報の入力
次の画面で、必要な個人情報や会社名を入力し、そのまま進みます。「Claude Instant」が「アクセスが付与されました」と表示されたら設定が完了です。
4. Playgroundでの利用
ナビゲーションメニューから[playground] – [Chat]を選択し、カテゴリ(Anthropic)と基盤モデルから先ほどリクエストしたモデルを選択します。
モデルを選択後、「Claude Instant」を適用してチャットを開始します。
日本語で簡単にチャットを行い、生成された応答を確認してAIの機能を体験できます。
まとめ
この記事では、Amazon Bedrockを使用して生成系AIを作成する方法について解説しました。
Amazon Bedrockを利用することで、生成系AIを手軽に実装し、さまざまなアプリケーションに活用することができます。
興味のある方は、ぜひ手を動かして試してみてください。
参考文献