はじめに
Postfixは、UNIX系システムで広く使用されているメール転送エージェント(MTA)です。メールの送信・中継・受信を担うソフトウェアであり、シンプルながら強力な機能を備えています。
個人の備忘録程度の走り書きとなっておりますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
本記事では、自分用にPostfixの基礎や設定のポイントをまとめておきます。
書こうと思ったきっかけ
業務でサーバーから自動通知メールを送信する際にPostfixを使用する機会がありました。設定ミスによってメールが外部に届かなかった経験があり、今後のトラブル防止のためにも備忘録としてまとめています。
Postfixの基本機能
- ローカルからのメール送信
- 他のMTAへのメール転送
- メールキューの管理
- SMTP認証の設定対応
- セキュリティ制御(リレー制限、TLS設定など)
よく使うコマンド
# サービスの起動・停止
sudo systemctl start postfix
sudo systemctl stop postfix
sudo systemctl restart postfix
# メールキューの確認
mailq
# メールキューの削除
postsuper -d ALL
# メール送信のログ確認
sudo tail -f /var/log/maillog
参考文献
基本的な設定ファイル
-
/etc/postfix/main.cf
:メイン設定ファイル -
/etc/postfix/master.cf
:サービスの定義やポート設定
main.cfのよく使う項目
myhostname = mail.example.com
mydomain = example.com
myorigin = $mydomain
inet_interfaces = all
inet_protocols = all
mydestination = $myhostname, localhost.$mydomain, localhost
relayhost = [smtp.provider.com]:587
smtp_sasl_auth_enable = yes
smtp_sasl_password_maps = hash:/etc/postfix/sasl_passwd
smtp_sasl_security_options = noanonymous
smtp_use_tls = yes
参考文献
メール認証の設定(例:Gmail経由送信)
# /etc/postfix/sasl_passwd
[smtp.gmail.com]:587 youraddress@gmail.com:yourpassword
# ハッシュ化
postmap /etc/postfix/sasl_passwd
chmod 600 /etc/postfix/sasl_passwd /etc/postfix/sasl_passwd.db
まとめ
Postfixは一見シンプルに見えて奥が深く、少しの設定ミスでもメールが送れなくなることがあります。そのため、設定ファイルの書き方やメールログの見方を事前に理解しておくことが重要です。
今後はTLS証明書の導入やDKIM/SPFなどのメール認証機構との連携も含めて、より安全な運用を目指していきます!