0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

ネットワーク入門:DDNS (Dynamic DNS) の基本と仕組みをわかりやすく解説してみた

Last updated at Posted at 2025-03-18

はじめに

インターネットに接続する際、ISPから割り当てられるIPアドレスは定期的に変わることがあります。

これにより、自宅サーバーやリモートアクセスを利用する際、毎回新しいIPアドレスを確認する手間が生じます。

DDNS(Dynamic Domain Name System)を活用すると、IPアドレスが変わってもドメイン名を通じて常に最新のIPアドレスにアクセスできるようになります。

DDNSの概要

DDNS(Dynamic Domain Name System)は、動的に変化するIPアドレスをドメイン名に関連付ける技術です。通常、インターネット接続時にISP(インターネットサービスプロバイダー)から割り当てられるIPアドレスは定期的に変わります。

Screenshot 2025-03-19 at 6.32.21.png
引用画像:https://isecj.jp/blog/tech-ddns/

そのため、固定IPアドレスを持たない環境では、外部からのアクセス時に毎回新しいIPアドレスを確認しなければなりません。

DDNSを利用すると、IPアドレスが変更されても自動的に最新のIP情報をドメインに紐付けることができます。

DDNSの仕組み

DDNSの動作は以下のような流れで行われます。

  • IPアドレスの取得: ルーターやDDNSクライアントソフトが現在のIPアドレスを取得。
  • DDNSプロバイダへの通知: 取得したIPアドレスをDDNSサービスプロバイダに送信。
  • DNSレコードの更新: DDNSプロバイダがDNSサーバーのレコードを更新。
  • 名前解決: 更新されたドメイン名を利用してアクセス可能。

この仕組みにより、IPアドレスが変わってもユーザーは同じドメイン名を使用してサーバーやネットワーク機器にアクセスできます。

DDNSの活用例

DDNSは主に以下の用途で活用されます。

  • 自宅サーバーの運用: WebサーバーやVPNサーバーを運用し、外部からアクセスする際に利用。
  • 監視カメラのリモートアクセス: 自宅やオフィスのIPカメラに外部からアクセス可能にする。
  • リモートデスクトップ: 動的IP環境でも安定してリモート接続を行う。

代表的なDDNSサービス

DDNSを提供する代表的なサービスには以下のようなものがあります。

無料プランと有料プランがあり、利用用途に応じて選択できます。

DDNSの導入方法

  • DDNSプロバイダに登録: サービスにアカウントを作成。
  • ドメインを取得: プロバイダが提供するドメインを選択、または自身のドメインを設定。
  • DDNSクライアントの設定: ルーターや専用ソフトでDDNSの設定を行い、IPアドレスの自動更新を有効化。
  • 接続テスト: 登録したドメイン名で正常にアクセスできるか確認。

まとめ

DDNSを利用することで、変動するIPアドレス環境でも安定したドメイン名を使ってリモートアクセスが可能になります。

特に自宅サーバーや監視カメラ、VPNの運用を考えている場合、DDNSは非常に便利なツールです。

自分の用途に合ったDDNSサービスを選び、適切に設定して活用してみてください!

0
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
0
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?