はじめに
chsh
(change shell)コマンドは、ユーザーのデフォルトシェルを変更するためのコマンドです。
デフォルトシェルは、ログイン時に自動的に起動される重要な環境設定の一つです。特に、異なるシェル環境を使いたい場合や、標準のシェルから Bash に変更したい場合に chsh
コマンドは便利です。
書こうと思ったきっかけ
chsh -s /bin/bash
は、現在のユーザーのログインシェルを /bin/bash
(Bash)に変更するためのコマンドです。
これにより、次回のログイン時から Bash をデフォルトシェルとして使用できるようになります。
環境によっては chsh
の使い方に違いがあるため、注意点を整理しておくと役立つと考えました。多くの人がスムーズにシェルを切り替えられるように、この内容をまとめました。
chsh -s /bin/bash
の実行方法
現在のシェルを確認する
変更前に、現在のシェルを確認しておきましょう。
echo $SHELL
このコマンドを実行すると、現在使用しているデフォルトシェルのパスが表示されます。
chsh
コマンドを実行
以下のコマンドを実行すると、デフォルトシェルを Bash に変更できます。
chsh -s /bin/bash
このコマンドを実行すると、パスワードの入力を求められる場合があります。正しく入力すると、設定が適用されます。
設定の反映
シェルの変更を有効にするために、一度ログアウトして再ログインするか、以下のコマンドを実行します。
exec bash
chsh
を実行する際の注意点
システムに /bin/bash
が存在するか確認
環境によっては、/bin/bash
のパスが異なる場合があります。Bash がインストールされているか、正しいパスであるかを確認しましょう。
which bash
このコマンドの出力結果が /bin/bash
であれば、問題なく使用できます。
root 権限が必要な場合がある
chsh
コマンドは通常のユーザーでも実行できますが、システムの制約により root 権限が必要な場合があります。その場合は、sudo
を付けて実行してください。
sudo chsh -s /bin/bash ユーザー名
/etc/shells
に登録されているか確認
デフォルトシェルに設定できるシェルは /etc/shells
に登録されている必要があります。登録されていない場合は、変更できません。
以下のコマンドで登録されているシェルを確認できます。
cat /etc/shells
出力に /bin/bash
が含まれていることを確認してください。
まとめ
-
chsh -s /bin/bash
は、ユーザーのデフォルトシェルを Bash に変更するコマンド。 - 実行前に現在のシェルを確認し、Bash が存在するかを確かめる。
- 変更後は再ログインまたは
exec bash
を実行して反映させる。 -
sudo
が必要な場合があるため、権限エラーが出たら管理者権限で実行。 -
/etc/shells
に/bin/bash
が登録されているかを確認。
このコマンドを適切に使用することで、Bash をデフォルトのシェルとして快適に利用できますので、使ってみてください!