はじめに
本記事では、ドメイン名のDNS情報を確認するためのコマンド「nslookup -type=ns」について解説します。
個人の備忘録程度の走り書きとなっておりますが、温かい目で見守っていただければ幸いです。
DNSの名前解決において、ネームサーバー(NSレコード)の情報を取得する場面で役立ちます。
書こうと思ったきっかけ
インフラ学習の一環としてDNS構成や名前解決の仕組みを学んでいた際に、「どのネームサーバーがこのドメインを管理しているのか」を確認したくなったことがきっかけです。その際に使用したのが nslookup -type=ns
でした。
nslookup とは
nslookup
は、DNS(ドメインネームシステム)の名前解決情報を取得するためのCLIツールです。Windows、macOS、Linux いずれの環境でも使用できます。
参考文献
NSレコードとは?
NSレコード(Name Serverレコード)は、ドメインの名前解決を行うネームサーバーの情報を格納しているDNSレコードです。あるドメインにアクセスしようとする際、どのネームサーバーに問い合わせるかを示す情報です。
参考文献
コマンド構文
nslookup -type=ns <ドメイン名>
使用例
nslookup -type=ns example.com
このコマンドを実行すると、example.com
を管理しているネームサーバーの一覧が表示されます。
出力例:
Server: 8.8.8.8
Address: 8.8.8.8#53
Non-authoritative answer:
example.com nameserver = ns1.exampledns.com.
example.com nameserver = ns2.exampledns.com.
補足:よく使うオプション
-
server <DNSサーバー>
: 指定したDNSサーバーに問い合わせたいときに使用します。nslookup -type=ns example.com 8.8.8.8
まとめ
nslookup -type=ns
コマンドは、ドメインに紐づくネームサーバーの情報を確認したいときに非常に便利です。
インフラ構築やドメイン設定、トラブルシューティングの現場で活用する場面が多いため、基本的な使い方を覚えておくと役立ちます!