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Webアプリケーション入門:セキュリティリスクを回避するためのログイン認証についてまとめてみた

Last updated at Posted at 2025-03-17

はじめに

インターネットサービスやシステムにアクセスする際、ログインは基本的な機能の一つです。

本記事では、ログインの仕組みとセキュリティ対策について詳しく解説します。


1. 基本的なログインの流れ

① ユーザー認証

ユーザーはID(またはメールアドレス)とパスワードを入力し、ログインフォームから送信します。

② 認証情報の検証

システムは以下の手順で認証を行います。

  • 送信されたIDをデータベースで検索
  • 該当するユーザーのハッシュ化されたパスワードを取得
  • 入力されたパスワードをハッシュ化し、データベースのハッシュ値と比較
  • 一致すれば認証成功、不一致なら認証失敗

③ セッションやトークンの発行

認証に成功した場合、サーバーはセッションIDまたはJWT(JSON Web Token)を発行します。

  • セッションIDはサーバー側で管理し、クライアントのCookieに保存されます。
  • JWTはクライアント側で保持し、リクエストごとにサーバーに送信されます。

④ 認可(アクセス制御)

ユーザーの権限を確認し、特定のページや機能へのアクセスを制限します。


2. ログインの種類

① セッションベース認証

  • ユーザーがログインすると、サーバーがセッションIDを発行。
  • クライアントはCookieにセッションIDを保存し、リクエストごとに送信。
  • サーバー側でセッションを管理するため、スケールしづらい。

② トークンベース認証(JWTなど)

  • 認証成功後、サーバーはJWTを発行し、クライアント側で保存。
  • 各リクエストのヘッダーにJWTを含めて送信。
  • サーバー側にセッション情報を保存しないため、スケーラブル。

③ OAuth(外部認証)

  • GoogleやFacebookなどの外部サービスを使って認証。
  • 認証プロバイダーがアクセストークンを発行し、システムへアクセス。

④ SSO(シングルサインオン)

  • 一度のログインで複数のサービスにアクセス可能。
  • 企業の社内システムやクラウドサービスでよく使用される。

3. 安全なログインのための対策

① パスワードのハッシュ化

  • bcryptPBKDF2 などのアルゴリズムでハッシュ化して保存。
  • ソルトを使用し、レインボーテーブル攻撃を防止。

② 二段階認証(2FA)

  • SMSや認証アプリを利用し、追加の認証コードを入力。
  • 不正ログインを防ぐ強力な手段。

③ CSRF/XSS対策

  • CSRF(クロスサイトリクエストフォージェリ)対策として、CSRFトークンを利用。
  • XSS(クロスサイトスクリプティング)対策として、入力データのエスケープ処理を行う。

④ ログイン試行回数制限

  • 連続してログイン失敗した場合、一定時間アカウントをロック。
  • ブルートフォース攻撃を防ぐための重要な対策。

まとめ

ログインの仕組みは、認証・認可・セッション管理の3つのステップで構成されています。

特にセキュリティ対策を適切に実装することが、安全なシステム運用の鍵となります。

二段階認証やパスワードの適切な管理を導入し、不正アクセスを防ぎましょう!

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