はじめに
この記事では、Laravel公式の開発環境ツール「Laravel Sail」を使って、自宅のMacBookにDockerベースの開発環境を構築してみました(会社の研修で一度やったことがあったのですが、ちゃんと理解できていなかった気がして…)。
今回は改めて公式ドキュメントを見ながら、ひとつずつ自分の手で試してみました。
PHPやDockerの環境構築って、最初はちょっとハードルが高く感じるかもしれませんが、Sailなら思ったより手軽に始められたので、同じようにこれから触れてみたいという方の参考になれば幸いです!
Laravel Sailとは?
Laravel Sailは、Laravel用に用意されたDockerベースの開発環境を簡単に扱えるCLI(コマンドラインインターフェース)です。
参考文献
- LaravelをDocker上で動かすためのツール。
- PHPやMySQL、Redisなどの環境構築が簡単。
- macOS / Linux / Windows(WSL2経由)で利用可能。
環境を構築してみた
参考文献
ステップ1:必要なツールのインストール
事前準備
- PHP(8.1以上)
- Composer
- Node.js と npm または Bun
- Laravel インストーラー
※自宅のMacBookは、2021年モデルです。
● まだインストールしていない場合(macOS の例)
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://php.new/install/mac/8.4)"
こんな感じです!
ステップ2:Laravel インストーラーのインストール
composer global require laravel/installer
これにより laravel
コマンドが使えるようになります。
こんな感じです!
ステップ3:PATHを通す(重要)
Laravelインストーラーを使うには、以下を .zshrc
や .bashrc
に追加します:
export PATH="$HOME/.composer/vendor/bin:$PATH"
反映させるには、ターミナルで次を実行:
source ~/.zshrc
こんな感じです!
ステップ4:Laravel プロジェクトの作成
laravel new example-app
※ 今回は None を選択(内容は割愛)
こんな感じです!
ステップ5:Sail のインストールと起動
Sail を dev 依存でインストール
composer require laravel/sail --dev
そこそこ時間かかりました!
Sail をインストール(使用サービスの選択画面が出る場合あり)
php artisan sail:install
通常は MySQL、Redis、MailHog などの構成が含まれた
docker-compose.yml
が生成されます。
かなり時間かかりました!
Docker を使って Sail を起動
./vendor/bin/sail up -d
初回はイメージのビルドが入るため時間がかかります。
いい感じにコンテナが起動しました!
ステップ6:マイグレーションを実行
./vendor/bin/sail artisan migrate
こちらもいい感じにマイグレーション完了しました!
ステップ7:ブラウザでアクセス
http://localhost
Laravel のウェルカム画面が表示されれば成功です。
まとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
今回は、研修で一度やった内容の復習として環境構築をゼロから試してみましたが、自分の手でちゃんと立ち上げることができて、とても良い経験になりました。
Laravel Sailを使えば、PHP・MySQL・Redisなど、開発に必要なサービスを簡単に立ち上げられるので、これからもよく使うと思います。操作を忘れないように、引き続き触れていきたいです...!
参考文献