本記事の想定読者
- アドベント・カレンダーに参加したいけどネタがない(と思ってしまっている方)
- オリジナリティのある記事が書けそうにない(と思ってしまっている方)
- 「全然上記に当てはまらないわ、自分対象者じゃないわ」と思った方
この記事では、僕がネタを生み出した際の思考経路について書いています。
正直なところ、会社の唯一の同期エンジニアに投稿への一歩を踏み出してほしくて書いています。
参考にしてもらえると嬉しいです。
何はともあれまずはアカウント作成
まだqiitaアカウントを作成していない方はこちらから作成しましょう。1分もあればできます。
(ちなみにアドベント・カレンダーはqiita記事をでなくても個人ブログや別媒体の記事を転載できるようです。)
「ネタがない」という思考に囚われていることに気づくこと
基本的にネタは過去から探すか、これから作るかの二択です。
過去から探す場合
ネタがないと思っていたら、ネタになる可能性になるものも見落としてしまいます。
わりと昔考えていたけどやっていなかったことがネタに使えたりする可能性もあります。
一旦しょうもないことでもいいので、slackのスレッドを漁ってみたりしてみるのはありです。記憶が蘇ってきて書きたいことが見つかるかもしれないです。
この段階でもし見つかったのであればめちゃくちゃラッキーです。
ただ、今回の僕のように見つからないというケースもあるため、その場合は新しくネタを作る必要があります。
これから作る場合
1) ネタを生む準備をする
figjamやnotion等なんでも良いですが、思考を整理したりアウトプットするものを用意してください。
それ以外のものはgoogle検索フォームとchatGPT以外すべて閉じてください。
2) 「ネタは生み出すものである」と言い聞かせる
自分が最強だと思っている人と、自分が最弱だと思っている人では思考が全く異なるはずです。
思考が異なると行動が異なり、最終的な結果も異なるでしょう。
そのため、まずはマインドセットが非常に重要です。
ここさえできればあとは流れに沿ってやっていくだけです。
「自分はネタを生み出せる人間である」と思うことが第二ステップです。
3) ネタの方向性を「書きたい感、書けそう感」を元に優先順位づけする
選択肢は3つ程度からが選びやすいと思うので、以下から記事の方向性を定めるのがおすすめです。
- 技術100%の記事
- 技術50%,非技術50%の記事
- 非技術100%の記事
自分の場合は以下の優先順位になりました。
- 技術50%,非技術50%の記事(書いてみたい、書けそう)
- 非技術100%の記事(これは簡単)
- 技術100%の記事(ちょっと厳しいよな...)
4) 優先順位の高い順に理想の記事をイメージし、ネタを作る
感触の良いネタの特徴としては、概念が遠すぎず,近すぎないものの掛け合わせです
概念1の2,3個先の関連先が概念2にあたる程度がオリジナリティのあるネタになるというのをどこかで聞いたことがあります。(ソースは忘れたので例を出します)
関連を探す際は以下4種類の問いかけで探していくイメージです。
- 特徴
- 「といえば?」 - 反転
- 「の反対は?」
- 類似
- 「と似てるものといえば?」 - 極値
- 「を大げさにすると?」
考える際のコツとしては、考えるだけならタダであるというマインドで臨むことです。
「ちゃんとした記事を書かないといけない」とは思わず、思考の体操だと思って取り組んでもらえると良いかなと思います。
例)技術50%,非技術50%の記事について考える場合
以下は僕の思考経路です。
「技術50%,非技術50%の記事」って何だろうか?
↓
技術50%って何?
- api叩いてみた系?
- apiか、slack apiは触ったことあるな
- スクリプト作ってちょっとめんどくさい作業を簡単にしてみた
- ...最低5個出す
非技術50%って何?そもそも非技術って何?
- 振り返り系?
- 社会人になって思ったこと?
- ネタ系書きたいな。
- ecforceのCMできんにくんと出川さんが出てたけどなんかネタにできそうだな
- ...5個出す
上記のアウトプットを元にキーワードを抽出します。
- slack api
- スクリプト
- 振り返り
- 社会人、新卒
- ネタ、きんにくん、出川さん
自分の場合は、「slack api × 出川哲朗」という掛け算で一つネタの種を作りました。
【思考回路】
slack apiは久々に使ってみたいな。(技術)
↓
どうせならネタ記事にしたいよな(非技術)
↓
そういえば、うちのサービスで出川さんがCMに出てたな(といえば)
↓
出川さんってリアクション芸人だよな(といえば)
↓
slackってリアクションスタンプあるよな(似ているものといえば)
↓
slack × リアクション芸人(ネタ×ネタ キタコレ)
↓
なんだそれ?w(冷静にツッコむ)
↓
あー、でもslackでリアクションスタンプ多めにしてくれる人がいると投稿のハードル下がるよな。なんかすごい感謝が溢れてきたw(普段の体験を思い出してみる)
↓
でもそういう人たちって普段日の目を浴びる機会少ない気がするな(思い出した体験について思うこと)
↓
リアクションスタンプを多く押した人ベスト3くらい集計してみたらいいのでは?(ネタの種ゲット)
ちなみにこのネタはボツとなりました。
理由としては以下になります。
- 自分はもっと技術寄りの記事を書きたい気持ちに気づいた
- 一旦スクリプトを作ってみたものの、どうせなら全チャンネルの年間のslack投稿を抽出対象にしたくなってきて、ただそれだとapiへの大量アクセスによる負荷が懸念され、ワークスペースのパフォーマンスにも影響するらしく、しょうもないことで怒られることは避けたいと思った
- 妥協案として月別のリアクションスタンプ数抽出は可能だと思ったが、実際抽出して、結果をベスト3の方に伝えようかと思ったが当人は果たして嬉しいのだろうか?と思った
- そもそもslackのリアクション数が多い人をリアクション芸人として扱うのは出川さんに引っ張られ過ぎな感じがして気持ち的に冷めてしまった
ボツにはなったのですが、この経験から「chatGPT使えばもう少し難しいスクリプトでも1,2日くらいでできるな」という感覚値を手に入れました。
なので少し技術寄りの記事を書くことにしました。
以前から難しそうだけど書いてみたいスクリプトがあり、とりあえず手を動かしてみるかーと思って挑戦してみたらいけたので今回のアドベント・カレンダーはそれがネタになりました。
こちらについては弊社のアドベント・カレンダー17日目の投稿をお楽しみに。
5) それでも思いつかなかったら風呂に入る
今回執筆した「まだ間に合う!アドベント・カレンダーのネタを生み出す思考法」も入浴中に生まれたものです。
副交感神経を刺激してリラックスさせることで思わぬ思考ができる可能性があるため試してみてほしいです。
まとめ
同期のために自分のネタを生み出した思考回路をただただ書き連ねてみました。
あとは同期が記事を書くのを楽しみに待ちたいと思います。