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自分(ちゅらデータCTO)がPMするときに気をつけていること

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この記事はちゅらデータアドベントカレンダーの7日目の記事になります。

どっちのPM

プロジェクトマネージャのほうです。
最近はプロダクトマネージャを指すことも増えてきてますが、今回はプロジェクトマネージャです。

今日は自分がPMをするときに気をつけていることを共有しようと思います。

ちなみにPMがマネージするのはプロジェクト(目的があって有期性のある活動)です。
無限に続くかもしれない運用業務や、ルーチンワークはすこし違うかなって感じです。

ちゅらデータではお客様へデータ分析した結果やモデルなどの成果物を納めることが多々あるので、PMスキルの高い人は重宝がられます。

最初に制約事項の確認

プリセールス段階から絡むことがよくあり、自明なことも多いのですが、たまにそうでないこともあり、そういうときは最初に制約事項の確認を行います。
よくある制約事項は下記のようなものがあります。

  • 見積り金額や発注金額
  • スケジュール
  • 使えるデータや環境などのリソース
  • 成果に求められているフォーマットや諸条件
  • 契約内容

この辺は慣れたPMなら自然に確認するようになっていますかね。

ステークホルダの確認

制約事項がわかったら、次はステークホルダを確認しておきましょう。
このときに意味不明だった制約事項が、ステークホルダを見たらわかったりします。
「あー、この製品つかうのってこれが理由だったのか〜」とか

背景と目的の確認

次は背景と目的の確認です。
おそらくプロジェクトになる前の段階で、背景や目的などは決まっているかもしれませんが、たまにそのあたりがまだふわっとしたままのプロジェクトもあります。
もしふわっとしたままだったら、きちんと明文化しましょう。
教科書的にはプロジェクト憲章などを作ることになりますが、プロジェクトの規模によってはそこまで作り込まなくても、背景と目的を自然文で書いて列挙するだけでも十分かなと思います。

背景と目的というのはたとえば、

  • 今の業務はこう、でもホントはこういう姿を目指したい。だから我々はこういう取り組みをするんだ!
  • 今こういうデータが集まっている。たぶんこういう事ができるはずだ。だから我々はこういう技術を開発するぞ!

こんな感じです。

目的はPoCをすすめると変わってきたりするのですが、それに比べて背景はそれほど変わらない事が多いです。
とはいえ新しい情報が判明して、背景と目的をまとめて変更したほうが良くなるケースが無いわけじゃありません。
プロジェクト進行中にそういった事が起こる場合は、プロジェクトマネージャの腕の見せ所です。
残りのスケジュールや残されたリソースを鑑みて、ベストを尽くしましょう。

社会的な位置づけの確認

エンジニアやデータサイエンティストの一部の方は気にしない方もいるかも知れません。
けれど私は自分の仕事の社会的な位置づけを確認することにしています。

どんなインパクトを世の中に与えられるのか、それは良いことなのか、あまり意味のないことなのか。
そして考えた内容をプロジェクトのメンバーと共有するようにしています。

取り組むべき価値があるプロジェクトは楽しいものです。
楽しさは成果物の品質に影響を与えます。
取り組む意味がわからない、楽しくない、無意味なプロジェクトで高い品質を上げらると考えるPMはメンバーの力を最大化することをサボってると言えます。
すなわち自らリソースを食いつぶしてる悪いPMと言えます。

この社会的位置づけの確認は大事です。

勝ちパターンの確認

お客様が悩んでいることって、お客様目線ではすごく重要なことです。
だから複雑怪奇で特異な問題に見えてしまう。
けれど世の中にすでにある教科書的アプローチで十分に解決可能なケースがいくらかはあります。

そのため勝ちパターンがないか探して見ることが必要です。
私達の仕事はお客様に価値を提供することであって、闇雲に技術や知識を振り回すのではないので、既存の勝ちパターンがある場合は、そちらを提案する場合があります。

もちろんお客様の中にはそれをわかっているけど、社内の説得ができないから証拠固めをして、次につなげていきたいみたいな複雑な背景を持っているケースもあるので、その場合は一緒に汗を流します。
世の中の勝ちパターン的アプローチが実際にお客様の持っているデータだと当てはまらないケースも多くありますから。

あとは

あとはPMBOKにあるようなテクニックや知識、各種アジャイルの実践方法を通じで普通にプロジェクトを進めましょう。
PMBOKには「PMこんな時どうする?」みたいなのがだいたい公開されてるので学んでつかうだけで良い。簡単です。

終わりに

実はPM領域の仕事は簡単です。
覚えるだけだしコミュニケーションするだけだし機械的にアプローチするだけでいいところがほとんどです。
PM領域の知識が多いのがPMの価値ではあるのですが、それってどの専門職にも言えることですから…。

だからPMのアートなところは限られていて、メンバーや顧客と雑談するところとか、ねじ込む力とか魔法みたいなムーブとか、そのあたりに個人ごとの価値がでるのかなって思ってます。

ちゅらデータではデータサイエンスプロジェクトを引っ張るPMをいつでも募集しています。
気になっている方はぜひご連絡ください。

あとオンライン忘年会やります。
https://churadata.connpass.com/event/196682/

きてね〜。

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