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二等無人航空機操縦士技能証明について 合格体験記

Last updated at Posted at 2025-04-06

はじめに

無人航空機(以降、ドローン)の技能証明制度の開始により、自分の中でもドローンへの関心が高まりまして、「二等無人航空機操縦士技能証明」という資格に合格したのでまとめました。後で見返せるので、こちらに自分用のメモとしても残したいと思います。

Who am i ?

ドローンは完全に趣味です。アマチュア無線を利用したFPVドローンに関する記事を過去に投稿しています。
ドローンに関する資格ではなく電波に関する資格ですが、第二級アマチュア無線技士や第二級陸上特殊無線技士といった資格も取得しています。

背景

最近はDJIのドローンのような自動制御装置が搭載されているドローンも安くなってきているようで、性能・操作性だけみても、自作してドローンの構造を理解するよりお金で解決しちゃった方が早かったりするようです。よって、FPVを勉強したい人にとってもアマチュア無線を活用したFPVドローンは必ずしも登竜門的な立ち位置にならない気がしました。結論を言うと、アマチュア無線技士の資格を先に取得した私としては、少々廻り道をしてしまったということです。

ただ、アマチュア無線を活用したドローンは自動制御装置が搭載されていないことが多く、練習用ドローンとして活用することで実際にドローンを操作するスキルは上がると思います。ドローンレース等に活用する以外にもこういった活用方法があるのかと今になって勉強になっているところです。

さて、ドローンの技能証明制度の一つに無人航空機操縦士技能証明というものがあります。今回、私は「二等(基本)」を取得しました。なぜ基本だけなのかというとドローンって勉強してみるとわかるのですが、そもそも一人で飛ばすべきものではなく、複数人で安全を確保しつつ飛ばしていくものだと勝手ながら理解しております。私は今のところビジネスでドローンを活用していこうとは考えておらず、勉強のためということが主だったので別に目視外や夜間といった制限の解除は不要と考えたためです。それに操縦に慣れるのにもある程度時間を要します。アマチュア無線を活用したFPVドローンは100g未満のものがほとんどだと思っており、こちらを操作するにしてもある程度の操作技術の習得は必要ですし、今後趣味でドローンを飛ばすのにも役立てるような資格があったら良いなぁというのが本音です。やはりスティック操作、慣れが要ります。

本題

二等無人航空機技能証明(以降、二等)ですが、以下の3つから構成されます。

  • 身体検査
  • 筆記試験
  • 実技試験

最初に技能証明申請者番号を国交省のサイト(DIPS2.0)で申請をする必要があります。
身体検査と筆記試験はClassNKというサイトから個別に申し込む必要があります。
実技試験のみスクールに通うことで免除される仕組みです。

私はスクールに通ったため、実技試験は免除されました。筆記の勉強もある程度並行してやっておくと楽だったりします。二等の場合、身体検査は運転免許証があれば、その結果を使うことができますし、筆記試験については市販の参考書が売っているので、それを使って事前に勉強しておくことが可能です。

実は二等以外に一等無人航空機操縦士技能証明(以降、一等)もあるのですが、スクールに通うことが前提の場合、最初に二等を取得しないと一等の講習を受けることができないように設定されているようです。なので、二等はある種の登竜門的な立ち位置にもなっています。

ちょっとスクールについて簡単に補足させて頂くと、私が通っていたスクールは二等のカリキュラムは5回の講習があり、そのうちの1回はドローンの安全点検に主を置いた学習で、3回がスティック操作の学習、最後の1回は試験のリハーサルといった感じでした。5回目のリハーサルで、ある一定以上の基準を上回ると修了審査をうけることができます。これに合格すると実技試験合格の扱いになるといった感じです。なお、講習が4回目まで進むと学科のオンデマンド講習を受講することができるのですが、学科についてはこれだけで他は各自の自習に委ねるといった感じです。スティック操作の学習や学科の講習いずれにしも、自習が主の体系でしたので、「スクールに行けば何とかしてくれる」といった心構えは避けておいた方が良いと思います。

あとドローンを持っていない場合は、スクールに通う際、購入を検討しても良いかと思います。二等(基本)の講習の費用だけで20万~30万近くかかってしまうことが多いとのことなので、ドローンを購入すると最低でも10万近く上のせされる感じになります。ドローンの種類によっては50万~60万近くするものもあるので、ある程度お財布と相談が必要です。ドローンをスクールで購入すると、ヨドバシカメラなどの家電量販店よりも安く購入できる他、スクールの会場を練習用に開放してくれるサービスもあるので、そういった点は良いですね。

すべての試験に合格後は、試験合格証明書というのをClassNKで申請して、講習修了証明書と試験合格証明書をDIPS2.0経由で提出することで、二等のライセンスを取得することができます。申請にお金がかかるので、こちらも覚えておくとよいかもしれません。

最後に

一等の範囲については操縦士免許とも言われるくらいで(カテゴリーⅢ飛行等で)必須になってきていますが、二等については任意ですので、今後の法改正なんかにも注目してよいかと思います。

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