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Amazon GuardDutyをCloudFormationで全リージョンへ展開する

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こんにちは、ひろかずです。
昨年のre:inventで発表されたGuardDutyを使ってみている人も多いかと思います。

とりあえず動かすにしても、全リージョンをポリポチして回るのはちょっと嫌ですよね。
今回は、CloudformationのStackSetsを使って一気に展開する手法について、一筆書きます。

参考ドキュメント

Amazon Web Services ブログ

AWS公式ドキュメント

工程

  1. StackSetsで使用するIAMロールを作成
  2. GuardDutyを有効化するCloudFormationテンプレートの作成
  3. StackSetsを使ったGuardDutyの全リージョン展開

1. StackSetsで使用するIAMロールを作成

AWS CloudFormation ユーザーガイド | AWS CloudFormation StackSets の操作 | 前提条件からIAMロールを作成するCloudFormationテンプレートをダウンロードします。

テンプレートは2種類あります。

  • 管理用IAMロール作成用
  • 実行用IAMロール作成用

yumlファイルの中を見ると分かりますが、管理用IAMロールは、実行用IAMロールをAssumeしています。
実行用IAMロールは、信頼するAWSアカウントIDの入力を求める記述とCloudFormationで実行する権限(デフォルトでAdministrator Accessポリシー)が設定されています。

CloudFormationでそれぞれのテンプレートを実行します。

[新しいスタック]を選択

guardduty31.png

ダウンロードしたテンプレートを選択して[次へ]

guardduty32.png

スタック名を付けて[次へ]

  • 実行用IAMロールの場合は、AWSアカウントIDも入力します。

guardduty33.png

タグ名を付けて[次へ]

guardduty34.png

確認画面で注意書きを確認して[作成]

guardduty36.png

できたようです。

guardduty37.png

先に記載したとおり、実行用IAMロールは、CloudFormationで実行する権限(デフォルトでAdministrator Accessポリシー)が設定されています。
必要に応じて、権限を絞ってください。

なお、本稿の実行には、CloudFormationとSNS,GuardDutyに対するアクセス権限が必要になります。

2. GuardDutyを有効化するCloudFormationテンプレートの作成

テンプレートのデザイン画面でGuardDutyのDetectorを呼び出し、Propatiesに"Enable": trueと追記して保存します。

guardduty2.png

3. StackSetsを使ったGuardDutyの全リージョン展開

[スタックセットの作成]を選択して、作成したCloudFormationテンプレートを選択して[次へ]

guardduty13.png

スタックセット名を作成して[次へ]

guardduty14.png

スタックをデプロイするAWSアカウントIDとリージョンを選択します。
今回は全リージョンを選択ですね。

  • 2018/1/5現在、eu-west-3(パリリージョン)はエラーになります。

guardduty15.png

デプロイオプションはそのままで[次へ]

guardduty16.png

スタックセットのタグを設定して[次へ]

guardduty17.png

確認画面で内容を確認して[作成]

guardduty18.png

スタックのステータスが全てCURRENTになりましたね。

guardduty20.png

普段見ないサンパウロリージョンにも展開されていますね。

guardduty99.png

簡単に全リージョン展開ができました。
経過が楽しみですね。

今日はここまでです。
お疲れ様でした。

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