目的
Neo4jを勉強する必要に迫られた時, コードを書けるようになるためには英語の文書を大量に読み理解する必要がある. かつ, Neo4jに関する日本語の記事も存在するが投稿数が少ないうえ丁寧でないものも多く, 自分が学習する際に詰まることが多々あった. そこでNeo4jの学習の敷居を下げる目的と共に,自分がつまづいたところを列挙できれば他人が学習する時に役に立つのではないかと考えている.
Neo4jとは
Neo4jはJavaで実装された, オープンソースの最も人気のあるグラフデータベースである. グラフデータベースはグラフ構造を持ったデータの保存, 探索, 集計に最適化されたデータベースを指す.
インストール方法
事前にJDKをインストールする必要があるのでこちらからインストール.
Neo4jはこのサイトからインストールができる.
CUIのインストール(推奨)
GUIを入れるのはいちいちめんどくさい(容量も食うし). GUIに近いインターフェースをWeb上で利用ができるためCUIで十分である. ただし, GUIのインストール方法は後述しておく. GUIをインストールする際はこの項目は飛ばして良い.
Dockerでのインストール
まず, Dockerでインストールする場合は, DockerHubに公式のNeo4jレポジトリがあるので,
$ docker pull neo4j
で完了である.
brewでのインストール
$ brew install neo4j
で完了する.
起動方法
$ neo4j start
でNeo4jを実行できる.実行時にコマンドラインに
Active database: graph.db
Directories in use:
home: /usr/local/Cellar/neo4j/3.5.0/libexec
config: /usr/local/Cellar/neo4j/3.5.0/libexec/conf
logs: /usr/local/Cellar/neo4j/3.5.0/libexec/logs
plugins: /usr/local/Cellar/neo4j/3.5.0/libexec/plugins
import: /usr/local/Cellar/neo4j/3.5.0/libexec/import
data: /usr/local/Cellar/neo4j/3.5.0/libexec/data
certificates: /usr/local/Cellar/neo4j/3.5.0/libexec/certificates
run: /usr/local/Cellar/neo4j/3.5.0/libexec/run
Starting Neo4j.
Started neo4j (pid 20944). It is available at http://localhost:7474/
There may be a short delay until the server is ready.
See /usr/local/Cellar/neo4j/3.5.0/libexec/logs/neo4j.log for current status.
と出力されている. これより http://localhost:7474/に接続することでWebブラウザ上下図のように表示され, 利用できる.
この際パスワードはneo4jと入力すると自分の独自のものに変更するように命じられる.
GUIのインストール
本項ではMacの場合のみについて解説する.
まずはインストーラ(.dmgファイル)を開いて, 下図の画面に遷移し, アプリケーションフォルダにドラッグ&ドロップする
起動したら下図のような画面に遷移するので, アカウント連携を行い, 認証を行う.
*ここまではドキュメントの画像を流用しています...
続いて下のような画面が出るのでNewボタン(赤丸)をクリックしプロジェクトを作成する.
続いて, Add Graphをクリックし, Create a Local Graphをクリックすると次の画面のようになる.
Graphの名前とパスワードを決めた後にCreateボタンをクリックすると次の図のようになるので, Startを押し, Manageボタンを押し, その後の画面でOpen Browserボタンを押すことで接続ができる.
次回予告
Neo4jをインストールし起動ができるようになったところで, Neo4j特有の予約語について説明をしていくこととする
#2はこちら