15分で資料を読んで30分で対話する、オンラインでのゆるい読書会を毎週継続しています。
28週続けることができたので、この記事を通して、ここまでのふりかえりをしようと思います。
前回の記事はこちらから。企画の背景と実際の流れや、第1回から第12回までのテーマが書いてあります。
第13回~第28回のテーマ
回 | 日付 | タイトル |
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13 | 2021/07/07 | 技術的負債とステークホルダと説明責任と |
14 | 2021/07/14 | スケールする要求を支える仕様の「意図」と「直交性」 |
15 | 2021/07/21 | 世界一わかりやすいClean Architecture |
16 | 2021/07/28 | オープンでフラットな組織が突然「閉鎖的」と言われるとき |
17 | 2021/08/04 | マイクロマネジメントは悪か?よりよい組織をつくるためのマネジメント形態についての考察 |
18 | 2021/08/11 | オブジェクト指向のその前に-凝集度と結合度/Coheision-Coupling |
19 | 2021/08/18 | 「遅れ」なんてない |
20 | 2021/08/25 | 若手から見たリモートワーク時代のチームビルディング |
21 | 2021/09/01 | 【翻訳】技術的負債という概念の生みの親 Ward Cunningham 自身による説明 |
22 | 2021/09/08 | (社内資料)提供サービスの非機能要件に関する説明資料 |
23 | 2021/09/15 | エンジニアリングマネージャーとしてどんなことをしているのか? |
24 | 2021/09/22 | インストラクショナルデザイン -教えることの科学と技術- |
25 | 2021/09/29 | Effective Remote Working |
26 | 2021/10/06 | (社内資料)顧客情報取扱規程 |
27 | 2021/10/13 | ゲーム開発 プロジェクトマネジメント講座 |
28 | 2021/10/20 | (社内資料)コーチング理論を背景とした研修資料 |
ふりかえり
以下は、私の個人的なふりかえりです。
よかったところ(Keep)
- 運営を手伝ってくれる人を募集したところ、すぐに立候補者が現れた
- GASやSlackのワークフローを利用して、一部の作業を自動化してくれた
- 私が出席できないときも、ファシリテートしてくれた
- 題材の候補に関しては、私だけでなく、参加者が挙げてくれるものが増えた
- 社内資料に関しては、作成者本人が来てくれたことがある。資料や作成の背景について、直接質問できたのがよかった
- 営業部門の人とも会話することができた
- 他部門のチームでも、これを参考に同様の会が開かれていた
- Slack分報で、まとめや感想をつぶやいてくれる人が多い。それが会の宣伝にもなっている
- 直接参加していない人でも、資料の存在を知るきっかけになり、読んでいることがある
- 「あつ読み」という名前は、やっぱり社内Slackでの検索性が高くてよい
なんとかしたいところ(Problem)
- 題材の資料は多数決で決まるのだが、極端に資料の量(ページ数)が多い日がある
- もうちょっと範囲を絞れないか?
- 参加者が固定化されてきてしまった
- 若い人が少ない(あつ読み高齢化問題)
- 題材とする資料への投票が少なくなってきてしまった
これからやってみたいこと(Try)
- 入社1~3年目あたりの人を集めて、その人たちだけで対話する回
- 特定のテーマの深堀り。長めの資料を少しずつ読んでいくイメージ
まとめ
まず、28回も続けられたのはとても嬉しいです。自分だけの力ではできなかったし、運営を手伝ってくれた人や参加者のおかげだと思っています。
私が7月に読んだ記事に「優れた企画は無限に続けられる」ということが書いてありました。
「企画として無限に走れるものが一番優れた企画」というのはすごい言われたんですよね。吉川さんは『世界まる見え』も作ってるんですけど、「日本のテレビが紹介するものより世界で映像が生まれるペースのほうが圧倒的に早いんだから、永遠に番組ができる」と言ってたんです。
【令和テレビ談義】~各局エースディレクター編~<1> テレビが伝承すべきノウハウとは
あつ読みは週1ペースで話題の記事を読んでいますが、それより世界で良い記事が生まれるペースのほうが圧倒的に早いはずです。このため、これからも細かい改善を重ねつつ、ずっと続けられる会になるといいな、と思っています。