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WebSphereでハングの可能性のあるスレッドが通知されたとき(WSVR0605W)

Last updated at Posted at 2021-01-28

概要

  • WebSphere Application Server(WAS)には、ハングの可能性を検知してログに出力する機能がある
  • しきい値に設定した時間を超える処理時間がかかっている場合に、SystemOut.logにログが出力される
    • 通常の処理完了時間の範囲を見積もり、そこからしきい値を設定すべき
    • あくまでも検知するのは「ハングの可能性」である。実際にハングが発生しているとは限らない

ハングとは?

下記のような原因で発生する、システムの機能低下の状態。
自然解消せず、利用者や監視ツールにより発見されるまで、そのままの状態が継続してしまうこともある。

  • 無限ループなどの単純なソフトウェアの障害
  • リソース・デッドロックやリソースの取得待ちなどの外部リソースとの接続上の障害

検出時の SystemOut.log のメッセージの例

[11/08/10 15:55:33:746 JST] 890e8c75 ThreadMonitor W WSVR0605W: スレッド "Servlet.Engine.Transports : 1293" (2ca38c77) が 612,791 ミリ秒間アクティブで、ハングしている可能性があります。サーバー内には、ハングの可能性のあるスレッドが合計 1 本あります

引用元: WebSphere Application Server構築・運用バイブル【WAS8.5/8.0/7.0対応】 409ページ

どのように対処すべきか

利用しているアプリケーションにおいて、該当の処理が通常の処理時間内なのか、異常な処理時間と言えるのかを確認する。

通常の処理時間である場合

ハング検出ポリシーの構成 (English: Configuring the hang detection policy) を見直し、誤検知されないように設定値を修正する。

異常な処理時間である場合

外部リソースとの接続(コネクションプールなど)の設定値の見直しをしたり、アプリケーションの改修を検討する。

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