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【AWS】API Gateway + LambdaでAPIをつくる

Last updated at Posted at 2020-04-26

やりたいこと

サーバを使わずにAPIを作成したい。
EC2インスタンスからAPI Gatewayで作成したREST APIにリクエストを投げて返ってくるのを確認します。
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手順

Amazon API GatewayとLambdaを使用して、REST APIを作成してみます。

1. Lambda関数を作成する
2. API GatewayでREST APIを作成する
3. REST APIをデプロイする
4. 2番目のLambda関数を作成する
5. API GatewayでREST APIにリソース、メソッド、パラメータを追加する

参考:https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/apigateway/latest/developerguide/apigateway-getting-started-with-rest-apis.html

1. Lambda関数を作成する

API Gatewayを作成する際に、Lambda関数を指定する必要があるので、先にLambda関数を作成します。

Lambdaのコンソール画面から「関数」→「関数の作成」を選択します。
関数の作成画面で「一から作成」を選択します。

関数名: my-function
ランタイム: Python 3.7
を設定して「関数の作成」を押下します。
2.png

「関数 my-functionを正常に作成しました。」と出れば関数の作成は完了です。
3.png

ちなみに、作成した関数はデフォルトで「Hello from Lambda!」を返すようになっています。
4.png

2. API GatewayでREST APIを作成する

API Gatewayのコンソール画面から「APIの作成」を押下します。
今回は検証なので、「REST API プライベート」で「構築」を選択します。
5.png

ポップアップが出るのでOKを選択します。
6.png

下記画像のように設定していきます。
選択と入力が完了したら、「APIの作成」を押下します。
7.png

完了すると「/」のみが表示されます。
この「/」がルートレベルのリソースであり、APIのベースパスのURLに対応しています。
8.png

次にメソッドの追加を行います。
「アクション」→「メソッドの作成」を選択します。
9.png

「GET」を選択し、チェックマークを押下します。
10.png

すると、GETのセットアップ画面になるので、必要事項を入力して、「保存」します。
11.png

設定された内容が表示されます。
各項目の詳細については公式をご参照ください。
12.png

REST APIの作成はここで完了です。

3. REST APIをデプロイする

実際に使用するには、作成したREST APIをデプロイする必要があります。

作成したREST APIの「アクション」→「APIのデプロイ」を選択します。
13.png

ポップアップが出現するので、「新しいステージ」を選択し、
ステージ名を「dev」にして「デプロイ」を押下します。
14.png

すると、ステージエディターの画面が表示されURLの呼び出しのURLで実際にAPIにリクエストを送ることができます。
15.png

EC2インスタンスから実際にリクエストを投げてみましょう。

$ curl -X GET '呼び出しのURL'

"Hello from Lambda!"

設定しているLambdaが返却する「Hello from Lambda!」がレスポンスされればOKです。

4. 2番目のLambda関数を作成する

次に、GETリクエストでパラメータを持つパターンも行っていきます。
先ほどのAPIではLambdaが固定値で'Hello from Lambda!'を返却するようになっていました。
なので、今回は受け取ったGETリクエストのパラメータをレスポンスに乗せるようなLambdaでAPIを作成していきます。

先ほどと同じ要領でLambda関数を作成していきます。
関数名:my-function2
ランタイム:Python 3.7
実行ロール:既存のロールを使用するで先ほど作成したロールを選択します。
16.png

作成が完了したら、関数コードを書き換えます。
17.png

受け取ったパラメータをレスポンスに乗せるようにします。

lambda_function.py
import json

def lambda_handler(event, context):
    myParam = event['myParam']
    return {
        'statusCode': 200,
        'body': json.dumps(myParam)
    }

Lambdaの設定は完了です。

5. API GatewayでREST APIにリソース、メソッド、パラメータを追加する

API Gatewayでリソースの作成をしていきます。

「アクション」→「リソースの作成」
18.png

リソース名:my-resource
→「リソースの作成」
19.png

次にメソッドの作成をしていきます。
my-resourceを選択した状態で、「アクション」→「メソッドの作成」
20.png

「GET」を選択してチェックボタンで決定する。
21.png

my-resource GETのセットアップ画面になるので、Lambda関数に先ほど作成した「my-function2」を選択して保存する。
22.png

権限追加のポップアップが出るので、「OK」
23.png

メソッドの実行画面で「統合リクエスト」を選択します。
24.png

下の方に「マッピングテンプレート」の設定があるので、
リクエスト本文のパススルー:テンプレートが定義されていない場合(推奨)
Content-Type:application/json
を指定します。
25.png

テンプレートを入力して保存します。
26.png

テンプレート
{
    "myParam": "$input.params('myParam')"
}

これで、リクエストパラメータの"myParam"という項目をLambda関数側でevent['myParam']で取得できるようになります。

lambda_function.py
import json

def lambda_handler(event, context):
    myParam = event['myParam'] #←ここ
    return {
        'statusCode': 200,
        'body': json.dumps(myParam)
    }

これでAPI側の設定は完了になりますので、先ほどと同様にデプロイして実行してみます。

確認してみる

パラメータに「my-resource?myParam=Hello%20from%20API%20Gateway!」を付与してリクエストしてみます。

$ curl -X GET 'https://xxxxxxxxxx.execute-api.ap-northeast-1.amazonaws.com/dev/my-resource?myParam=Hello%20from%20API%20Gateway!'

{"statusCode": 200, "body": "\"Hello from API Gateway!\""}

リクエストパラメータに付与した「Hello from API Gateway!」がbodyとしてレスポンスすることを確認できました。

今回は必要最低限の設定で実施したので、導入する際はもっと調査が必要になりそうですが、サーバレスとしてのAPI Gateway + Lambdaの全体像はつかめたかと思います。

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