はじめに
システム開発では「プログラム言語」が重要ですが、
ドキュメント作成でも「ドキュメント形式」が重要です。
生産性/可読性/保守性に大きな影響を与えます。
現場の実情
Markdown/Word/Excel/PowerPointなど、
さまざまな選択肢から、ドキュメント形式を選定することが理想的です。
ですが、実情としては、すべてのドキュメントを「Excel」にしてしまうことも多いです。(Excel方眼紙)
選定した理由は、つぎのような理由が多いです。
- Excelに慣れているから。
- WordやMarkdownの使い方がわからないから。
- 既存のExcelのテンプレートを流用したいから。
このような観点も重要ですが、
つぎのように、それぞれの強みへ注目することも大事だと考えています。
- 関数で自動集計するために、Excelにする。
- スタイルで素早く文章作成するために、Wordにする。
記事の目的
「WordやMarkdownの使い方がわからない」というのは、
選択肢が狭まっていることになるため、勿体ないなと感じています。
選択肢を広げてもらいたく、
「Wordを使ったことがない人」をターゲットに、基本操作を説明します。
推奨の設定
慣れないうちは、すべての編集記号を表示することを推奨します。
基本操作
改行と改段落
改段落で、意味のある単位で文章を区切って、読みやすくできます。
改行で、行を改めて、読みやすくできます。
操作 | キー | 編集記号 |
---|---|---|
改段落 | Enter | |
改行 | Shift + Enter |
使用例
改ページ
つぎのページに切り替えることができます。
操作 | キー | 編集記号 |
---|---|---|
改ページ | Ctrl + Enter |
使用例
スタイル
スタイルを選択すると、段落の書式を切り替えることができます。
使用例
ナビゲーション ウィンドウ
適切にスタイルを設定していれば、文章構成を表示できます。
クリックすると、該当箇所までスクロールすることもできます。
ドキュメントの情報量が多いときに便利です。
使用例
表
表が作成できます。
使用例
箇条書き
箇条書きが作成できます。
使用例
コメント
コメントが作成できます。
残課題の表現などに便利です。
使用例では塗りつぶしていますが、コメントの上部に名前が表示されます。
使用例
変更履歴
変更履歴を残せます。
レビューの指摘などに便利です。
変更箇所が赤くなるため、変更内容を把握できます。
変更内容に問題がなければ、承諾をして、本文に反映してください。