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AWS SAP(ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)に合格したので学習方法を公開します

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SAP合格

この度、2020/08にAWSソリューションアーキテクトプロフェッショナルに合格しました。
同じく受験を検討している方に向けて、参考になれば幸いです。

AWS利用歴

中小企業(中小プロジェクト)にて業務で約2年ほどAWSの構築や運用に携わりました。
AWS SAA(アソシエイト)には2019/08に合格しており、約1年経過しての挑戦となりました。

業務で使用したことのあるサービス

主に、この2年の間に本番ワークフローで運用実績のあるサービスを挙げております。
筆者の前知識の目安としてください。

  • IAM
  • ACM
  • VPC(サブネット、ルートテーブル、インターネットゲートウェイ、NATゲートウェイ etc..)
  • S3
  • EC2, ALB, NLB
  • ECS(Fargate), ECR
  • SystemsManager(Parameter Store), SecretsManager
  • Lambda
  • RDS(MySQL), Aurora(MySQL)
  • DynamoDB
  • QLDB
  • ElastiCache(Redis)
  • CodePipeline, CodeBuild, CodeDeploy(CI/CD基盤)
  • Amplify, Pinpoint(プッシュ基盤)
  • Kinesis Firehose, Glue, Athena(ETL基盤)
  • CloudWatch
  • CloudFront
  • APIGateway(REST, HTTP)
  • WAF(v2)
  • Cognito(UserPool, IdentityPool)
  • SQS
  • SNS
  • SES

学習方法

学習時間は約50時間程度だったかと思います。
その内訳は以下となります。

  • 対策本 10h
  • Udemy模擬試験 30h
  • Udemy模擬試験見直し 8h
  • 公式模擬試験 2h

対策本

2020/06に日本語の対策本が発売されました。
AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル 試験特性から導き出した演習問題と詳細解説

こちら、試験対策には非常に有効な本であると感じました。
今まで、試験の特性を掴む有効な手段としてAWS公式トレーニングがありました。
今回、こちらの本でも以下のトピックに対する重要な内容を予習することができました。

  1. 組織の複雑性に対応する設計
  2. 新しいソリューションの設計
  3. 移行の計画
  4. コスト管理
  5. 既存のソリューションの継続的な改善

もちろん、AWS公式トレーニングも非常に有効な学習手段ですので受講するとよいでしょう。
対策本は、1回分の模擬試験が付属されており、こちらの難易度が実際の試験と遜色ないレベル感でした。
実際に、模擬試験と本番の問題で、解答の意図が違えども内容がほぼそっくりの問題もありました。
こちらで75%以上のスコアを出すことができれば、かなり合格に近い実力があると思ってよいと感じます。

Udemy模擬試験

https://www.udemy.com/course/aws-53225/
こちらのコースを購入しました。

こちらも難易度は実際の試験と遜色ないレベル感となっております。
ただ一部、問題の誤りや解答の選択肢の絶妙な選びづらさ(表現が難しい)もあり、少し難易度が高めの印象です。

こちらは75問×5回分となっており、ボリュームは申し分ありません。

こちらの模擬試験、対策本を読む前に一度腕試しに受けてみたことがあるのですが
75問中の3問目くらいから既に絶望感を感じ、10問目くらいでやめてしまった思い出があります笑
「こんなん一生受からんやろ…」と思っていたのですが、
何とか学習を押し進め、第1回の模擬試験は50%程度正解することができました。
第2回〜第5回も初見で40%〜60%程度のスコアでなかなか厳しい結果ではありましたが、
2周目では第1回〜第5回それぞれで80%〜90%程度の結果に伸ばすことができました。

大事なのは間違えた箇所の見直しです。
見直しは以下を活用しました。

Udemy模擬試験の見直し

見直しに主に使った資料は以下となります。

とくにDevelopers.IO(クラスメソッドさんのブログ)は、実際に手を動かした結果を解説している記事が多く、なかなか自分では試せないようなサービスも、手を動かした気になるような感覚で学習することができました。

Udemy模擬試験で間違えた問題はもちろんですが、分からない単語は徹底的に調べることをおすすめします。
(大抵、ググるとAWS公式ドキュメントDevelopers.IO(クラスメソッドさんのブログ)に辿り着きました。)

公式模擬試験

こちらは、前回のSAA合格時の特典もあったので2回挑戦しました。(1回目はPSI経由、2回目はピアソンVUE経由)
ただどちらも試験問題はまったく一緒でしたので注意してください。(出題の順番は違いましたが)
特典は1回目の挑戦のみ適用で、2回目は¥4,000払って受験しました。
内容は、全20問の60分制限となっています。問題と回答は受験後に開示されないので、1問ずつスクショを撮りながらの実施としました。

1回目の結果は65%と厳しい結果となりました。全20問なので、7問間違えたと予想されます。
見直しをおこない、2回目の挑戦で85%まで結果を伸ばすことができました。間違えた7問中、4問は正解になったと予想されます。
(回答は開示されないので正確な分析はできませんでしたが…。)

試験当日について

約1ヶ月半(50h)の学習を経ての試験当日です。
ピアソンVUEで試験を予約したので、監視員に遠隔で監視されたり英語でチャットしなければならない…のような心配は不要です。

免許証、保険証を提示しての顔写真の撮影、電子署名等の準備を進めて、いざ3時間の勝負です。

模擬試験でもそうでしたが、実際の試験でも「これ2択までは絞れるけど、どっちが正解だ…?」な問題が多数でてきます。
かなり不安を感じながら問題を進めることになります…。

また、「これは分からん。お手上げだ」な問題は数問あったように記憶しています。直感が勝負ですね。

約2時間半で75問を解答。25分間で見直しをおこないました。(途中、問題に見直しフラグつけられます。)
残り5分となったところで試験完了。アンケートに回答し、「合格されました」の画面をみて一安心。溢れ出る解放感…!

スコアは819でした。
ただこの試験、二度と受けたくないと思うほど精神力が削られます笑
3年後の更新時期にも同じ精神力を保てるかが今から不安になります…。

まとめ

初めの腕試しで受けたUdemy模擬試験は惨敗でしたが、諦めずに学習を進めた結果、約1ヶ月半で合格することができました。
対策本を執筆していただいた方や、コンテンツ、ドキュメント、ブログ記事などを提供いただいた方に感謝いたします。
何より、英語による資料が多い中、日本語のみの資料で合格することができたのは非常に良かったと思います。
自分も国内のユーザーに向けたAWSの情報発信に努めていきたいと思います。

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