概要
ProxmoxのWebUIのインポートウィザードを使い、ESXiから直接仮想マシンのインポートを行ってみました。
構成
本作業は、Nested ESXi、Proxmox上の仮想マシンとして動作させた状態で作業を行っています。
ESXiの追加
[Datacenter] > [Storage]で[ESXi]をAddします。
必要な情報を入力して、[Add]をクリックすることで、ESXiが登録されます。
登録されたESXiを参照すると、登録された仮想マシンが列挙されます。
インポート対象の仮想マシンを選択し、[Import]をクリックすることで、インポートされます。
インポートした仮想マシンの設定変更
Windows 10の場合、インポートした状態は起動できません。
sata0に接続されているCD/DVD Driveを削除し、Hard Diskの接続をscsi0からsata0に変更することで、起動出来ることを確認しました。
変更前(インポート直後の仮想マシン設定)
変更後
起動・疎通試験
はまりどころ
ESXiの仮想NIC種別
ESXiの仮想NICとして、VMware vmxnet3を使用していました。
この状態でESXiを追加しようとすると、エラーが出て接続に失敗します。
この問題はESXiの仮想NIC種別によるものである情報がありましたので、仮想NICをE1000に変更しました。
参考: https://forum.proxmox.com/threads/esxi-to-proxmox-storage-is-not-online-500.145039/
結果として、以下の通りESXiを追加することが出来ました。
ESXi仮想マシンのスナップショット
ESXi上の仮想マシンのスナップショットが存在する状態でインポートを試みると、インポートが進みません。
原因調査の過程で、仮想マシンのスナップショットが存在することに気づきました。
root@pve:/run/pve/import/esxi/esxi/mnt/ha-datacenter/FUSIONIO/vmpc2# ls -alF
total 0
-r--r--r-- 1 root root 25233784832 Jan 1 1970 vmpc2-000001-sesparse.vmdk
-r--r--r-- 1 root root 307 Jan 1 1970 vmpc2-000001.vmdk
-r--r--r-- 1 root root 64424509440 Jan 1 1970 vmpc2-flat.vmdk
-r--r--r-- 1 root root 526 Jan 1 1970 vmpc2.vmdk
-r--r--r-- 1 root root 3233 Jan 1 1970 vmpc2.vmx
これが悪さをしていたようで、削除することでインポートを行う事が出来ました。