概要
Google home アプリを公開する際に避けては通れないのが審査です。いろんな方々の体験談を参考に、リジェクト内容とその解決方法をまとめました。もし以下に記した以外の内容がございましたら、コメントまたは編集リクエストを頂けると嬉しいです。
前提
こちらのガイドラインに沿ってアプリを申請すればリジェクトされにくいので、一度目を通すことをお勧めします。アプリの本質的なところが否定されるとアウトなので、できればアプリの企画前に見ると良いです。
プライバシーポリシーURLが無効
リジェクト内容
Your privacy policy URL is invalid. Your privacy policy URL must link to a valid website containing a privacy policy specific to your app.
プライバシーポリシーについて、頂きましたURLを確認いたしましたところ、
該当Webページはプライバシーポリシーに関する記述が見受けられませんでしたので、
該当Webページをご修正いただくか、プライバシーポリシーページをご用意いただく必要がございます。
解決方法
- リンクが404などになっていないか?chromeのシークレットモードで確認することをオススメします。
- アプリ名がちゃんとそのページに入っているか
- 個人情報の扱いについてちゃんと明記されているか
個人情報一切使わないし、さっさと 作りたいという方は新しいGoogle siteでサクッと作成することをお勧めします。プライバシーポリシーの内容は、@miso_develop さん方式で :)
私の場合、以下の内容で審査に通りました。
- お魚検索
-
プライバシーポリシー
- Google siteで作成すればスマホ対応も楽勝です♪
申請された文言でアプリが起動しない
リジェクト内容
Your sample invocation phrases do not always trigger your app. Please verify that all listed sample invocation phrases work correctly with the Simulator.
Sample Invocationsでは、<アプリ名、または、 Pronunciation + Trigger Phrase>を組み合わせた形で文言を作成し、
必ずその文言がアプリ起動することをご確認いただいてから、ご申請いただく必要があります。
ご申請いただきました以下のSample Invocationsではアプリ起動が確認できないため、承認致しかねます。
・「xxxついて教えて」
・「xxxを知りたい」
・「xxxについて知りたい」
該当箇所を削除いただくか、本アプリがGoogleアシスタントで起動できる文言にご修正いただけますでしょうか。
Trigger Phraseの例は以下のURLよりご確認いただけます。
解決方法
申請する際にサンプルフェーズを入れると思います。フェーズは自由に追加できますが、追加したフェーズでアプリが起動することを確認してから申請しましょう。
ユーザーを混乱させてしまうような会話になる
リジェクト内容
Your app may mislead users due to false or misleading information or claims, either in your registration information or in some conversational dialogue.
「春のお魚は?」などと季節のおすすめの魚を聞くと、「今は〇〇が美味しい」と返答があります。
正しい返答が得られるようにご修正いただけますでしょうか。
解決方法
「春の美味しい魚は?」の質問に対し「春の美味しい魚はxxxだよ。」というような返答をするよう修正しました。こちらはサーバーサイドの改修も必要だったので、ちょっと時間がかかりました。アプリの企画段階から気をつけたいところです。VUI勉強しよう。。。
日本語の会話のはずなのに英語が混じった
リジェクト内容
「うどんで美味しい魚は」などと、登録されていない料理名で聞くと、英語で例外処理に入ってしまいます。
解決方法
Dialogflow IntentsのPROMPTSが日本語で設定されていませんでした。PROMPTSは各言語に合わせて必ず設定しましょう。
マイクがオープンになっているよ
リジェクト内容
During our testing, we found that your app would sometimes leave the mic open for the user without any prompt. Make sure that your app always says something before leaving the mic open for the user, so that the user knows what they can say. This is particularly important when your app is first triggered.
ユーザが何を回答すればわからない(会話内容が終了したと思われる)場合、アプリ側がマイクをオープンにすることはActions on Googleのポリシーに反します。
この場合、アプリ側は新たに問いかけを作成し会話を継続するか、会話を終了しなければなりません。
上記をご検討ご修正の上で、またのご申請をお待ちしております。
解決方法
一瞬(マイクオープン???)となりましたが、早い話がユーザーが何をすれば良いかちゃんと誘導してあげる文言を入れればOKです。
Default Welcome IntentのResponsesは複数入れると良いです。
こんにちは、お魚検索です。困った時はヘルプ、終わりたいときはバイバイと言ってください。
こんにちは、お魚検索です。「刺身で美味しい魚は?」などと聞いてみてください。
ヘルプインテントを用意する
アプリの終了条件が分からない
解決方法
会話が終了するIntentを作りましょう。Set this intent as end of conversation のチェックのつけ忘れに注意です。
アプリ名が不適切
リジェクト内容
Actions on Googleのポリシーでは、製品、サービス、またはコンテンツのカテゴリーの単語や語句を含む一般的・普遍的な事柄をAPP名としてご使用いただけません。そのため、大変申し訳ありませんが本アプリ名は以下の理由で認証できませんので、ご修正をお願い頂けますでしょうか。
「チューナー」:一般的な機器名なため
英語になりますが、アプリ名のポリシーにつきましては詳しくは以下URLをご参照下さい。
https://developers.google.com/actions/policies/general-policies#name_requirements
解決方法
ユニークかつ呼びやすい名前にしましょう
うっかりミス
- カテゴリが違った
- 適切なカテゴリを選択しましょう
- 名前と発音が合っていない
- アプリ名と発音はちゃんと揃えましょう
- ユーザートランザクションにチェックが入ってた
- 使用しない場合はチェックを付けずに申請しましょう
- 説明文が少ない
- アプリの説明と使い方を明記しましょう
サポートと相談しよう
私のアプリではないですが、アプリ名が不適切という理由で審査に落ち時に、同じ様なネーミングをしているアプリが既に存在していることをサポートに伝えたところ、審査ミスだったみたいで直ぐに申請が通ったそうです。もし審査結果の違和感があった場合は気軽に相談してみましょう。とても丁寧に対応してもらえます。