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Snowflakeのいろんな数値を集めてみた(デフォルト、最大、仕様、推奨値等) Part2

Last updated at Posted at 2024-07-07

はじめに

こちらの記事 Snowflakeのいろんな数値を集めてみた(デフォルト、最大、仕様、推奨値等) の続編になります、

前回は、1〜10をピックアップしてみました。
今回は、11以降の数値にまつわるものをまとめてみました。

前回同様に資格試験で出てきそうなものとか、存在するものから気になったものとかを抜粋して列挙していきますので、数値の粒度も荒くなります。
(早速、11に該当しそうなものがなかった...)

12

  • 12時間 (43200秒) (デフォルト)
    • LOCK_TIMEOUT

      リソースをロックしようとして、タイムアウトしてステートメントを中止するまでの待機秒数です。
      デフォルト 43200 (つまり、12時間

14

  • 14日 (仕様,最大)

    • Information schemaで閲覧できる期間を指す
    • Snowflake Information Schema
    • 例えば...
      • COPY_HISTORY

        このテーブル関数を使用して、さまざまなディメンションに沿って過去14日間のSnowflakeデータのロード履歴をクエリできます。
        ...
        このビューは、14日を上限としたコピー履歴を返します。この制限を回避するには、 COPY_HISTORY ビュー (Account Usage)を使用します。

    • 他にも、LOAD_HISTORYWAREHOUSE_LOAD_HISTORYとかも
    • Information schemaで見ることができる範囲が14日以内であるものが一番多いのもポイント
    • 「2週間」とし表現を改めて、「2」に含めても良かったかも
  • 14日 (デフォルト)

    • MAX_DATA_EXTENSION_TIME_IN_DAYS

      Snowflakeがテーブルのデータ保持期間を延長して、テーブル上のストリームが古くなるのを防ぐことができる最大日数。
      ...
      デフォルト 14

    • データ保持期間と陳腐化

      テーブルのデータ保持期間が14日未満 であり、ストリームが消費されていない場合、Snowflakeはこの期間を一時的に延長して、古くならないようにします。アカウントの Snowflake Edition に関係なく、期間はストリームのオフセットまで、デフォルトで最大14日まで延長されます。

    • こちらもつまり2週間ということ

    • ストリームを消費せずに放置するとこれに引っかかるので注意

    • 特に検証環境とかでは、ストリームの残骸が残っていて次に動かそうとした時にこの条件に引っかかってしまい、古いストリームのせいで動かなくなっている可能性がありそう

  • 14桁 (仕様,最大)

    • Geospatial Data Supports 14 Digits

      Currently, Snowflake supports a maximum of 14 digits after the decimal point for Geospatial data and it rounds the number off to 14 digits if a user submits a coordinate value greater than 14 digits after the decimal point.

      • Snowflakeでは地理空間データの小数点以下最大14桁をサポートしているとのことで、地理空間データを扱う場合は気にしておいた方がいいかも

15

  • 15分 (デフォルト)
    • CREATE PASSWORD POLICY - オプションのパラメーター

      PASSWORD_LOCKOUT_TIME_MINS = integer

      指定されたパスワード再試行回数(つまり、 PASSWORD_MAX_RETRIES)に達した後、ユーザーアカウントがロックされる分数を指定します。
      サポートされている範囲は1から999までです。
      デフォルト: 15

    • デフォルトでは、パスワードを間違えまくってロックされた後、15分待つと再試行できるようになる

16

  • 16 MB(16777216バイト) (仕様,最大)

    • VARIANT型データの最大サイズ

      • VARIANT の特徴

        VARIANT の最大サイズは16MBです。しかし実際には、内部的なオーバーヘッドのために最大サイズは小さくなるのが普通です。最大サイズは保存されるオブジェクトにも依存します。

    • ロード中とかでサイズを超えてしまうと以下のようなエラーが出るとのこと

    • また、VARCHARも同様

      • VARCHAR

        VARCHAR の最大長は 文字数 で指定されますが、 VARCHAR には、最大 バイト数 (16,777,216(16 MB))の制限もあります。VARCHAR 列に保存できるUnicode文字の最大数を以下に示します。

  • 16MB (デフォルト)

    • アンロード時の出力ファイルのサイズ

    • COPY INTO <場所> - オプションのパラメーター

      MAX_FILE_SIZE
      スレッドごとに並列に生成される各ファイルの上限サイズ(バイト単位)を指定する数値(> 0)。実際のファイルサイズとアンロードされるファイルの数は、並列処理に使用可能なデータの合計量とノードの数によって決定されることに注意してください。
      ...
      デフォルト 16777216 (16 MB

    • COPY INTO <場所> を使う際、並列操作を利用するために出力するファイルを分割する仕様になっている

    • このサイズを大きく設定すると1ファイルに集約されることになるので、アンロードに掛かる時間も遅くなる

    • アンロード処理に対してパフォーマンスを求められる場合に注意する

20

  • 20秒 (仕様)
    • マルチクラスターウェアハウスのスケーリングポリシーの設定

      標準(デフォルト)
      クエリの処理待ち、または システムが現在実行中のクラスターで実行できるクエリよりも1つ多いクエリが検出されると、最初のクラスターがただちに始まります。
      連続する各クラスターは、前のクラスターが始まってから20秒の間、開始を待機します。
      たとえば、ウェアハウスが最大クラスター数10個で構成されている場合、クラスター10個すべてを開始するのに必要な時間は、丸々200秒以上かかる場合があります。

    • マルチクラスターウェアハウス 標準 (デフォルト)モードにおける、次のクラスターが起動するまでの待機時間

    • 最初のクラスターは、クエリがキューに入れられるか、現在実行中のクラスターで実行できるクエリより1つ多いクエリがあることをシステムが検出するとすぐに開始される

    • 以降のクラスターが必要になる場合は、開始を20秒待機してから起動する仕様

24

  • 24時間 (仕様)

    • 保存済みのクエリ結果の使用

      クエリが実行されると、結果は一定期間保持(つまり、キャッシュ)されます。期間が終了すると、結果はシステムからパージされます。
      Snowflakeは永続的なクエリ結果を使用して、何も変更されていない場合(「取得の最適化」)に結果が再生成されるのを防ぎます。さらに、永続的なクエリ結果を使用して結果を後処理できます(例:既に計算された結果の上に新しいクエリを重ねる)。
      すべてのサイズの永続的なクエリ結果の場合、キャッシュは24時間後に期限切れになります。

    • 結果キャッシュが(利用されなければ)削除されるまでの猶予時間

    • これも24h = 1日なので、「1」に含めても良かったかも

    • 24h以内にキャッシュが利用されると、その時点から24hのカウントがリセットされる

    • ただし永久に24hがリセットされるわけではない (MAX31日間保持)

    • RESULT_SCANは、このキャッシュの有効期限内であれば利用できる

      • RESULT_SCAN

        結果がテーブルであるかのように、以前のコマンドの結果セット(クエリを実行した24時間以内)を返します。
        ...
        24時間が経過していない限り、コマンド/クエリは現在のセッションまたは過去のセッションを含む他のセッションから取得できます。
        ...
        Snowflakeは、すべてのクエリ結果を24時間保存します。この関数は、この期間内に実行されたクエリの結果のみを返します。

  • 24時間 (待機時間) (仕様)

  • 24個(過去24個分) (最大)

    • CREATE PASSWORD POLICY - オプションのパラメーター

      PASSWORD_HISTORY = integer

      Snowflakeが保存する最新のパスワードの数を指定します。保存されたこれらのパスワードは、ユーザーがパスワードの値を更新するときに繰り返して使用することはできません。
      現在のパスワードの値は履歴にカウントされません。
      ...
      デフォルト: 0
      最大: 24

    • いわゆるパスワードの再利用禁止の設定

    • 最大で過去24個分のパスワードを保持しておき、再利用禁止にできるということ

    • AWSとかでも最大履歴は24になっている

25

  • 25クレジット/TB (仕様)
    • UNDERSTANDING SNOWFLAKE PRICING

      $25 per Terabyte per month for customer deployed in AWS – Asia Pacific (Tokyo)
      $25 per Terabyte per month for customer deployed in Azure – Japan East (Tokyo)

    • AWSおよびAzureの東京リージョンでのストレージコスト

    • 多分日本ではよく使われると思うのでピックアップした

30

  • 30日 (仕様)
    • 暗号化キーのローテーション

      Snowflakeが管理するキーすべては、30日以上経過するとSnowflakeによって自動的にローテーションされます。アクティブなキーは廃止され、新しいキーが作成されます。廃止されたキーが不要になったとSnowflakeが判断すると、キーは自動的に破棄されます。

    • Snowflakeのオブジェクトキーは、30日ごとに自動的にローテーションされる

31

  • 31日 (仕様,最大)
    • 保存済みのクエリ結果の使用 - 取得の最適化

      クエリの永続化された結果が再利用されるたびに、Snowflakeはクエリの最初の実行日時から最大31日まで、結果の24時間の保持期間をリセットします。31日後、結果は消去され、次回クエリが送信されると、新しい結果が生成されて保持されます。

    • 結果キャッシュの最大保存期間

    • キャッシュが使用されなければ24時間で削除されるが、使用するとカウントがリセットされてまた24時間延命される

    • なんだかんだ使用され続けた結果、31日までは延長される

32

  • 32文字 (仕様,最大)

    • CREATE EXTERNAL TABLE - パーティション分割パラメーター

      これらのパラメーターを使用して、外部テーブルをパーティション分割します。
      <part_col_name> <col_type> AS <part_expr>
      ...
      注釈
      ユーザー指定のパーティション列名の最大長は32文字です。

    • そんなに長い名前にしないかもしれないが、社内で決めた命名規則とかに従っていると超えちゃうかも

  • 32MB (仕様,最大)

    • Streamlitアプリのデータ制限

      Streamlit in Snowflake と Snowflake Native App で実行中のStreamlitアプリは、1回のクエリから取得できるデータ量に32MBの制限があります。32MBを超えるクエリは以下のエラーをスローします。

      MessageSizeError: Data Size exceeds message limit
      この制限を回避するには、32MBより小さい単位でデータを取得するようにStreamlitアプリを設計します。

    • Streamlitが使えるようになって(Snowflake in Streamlit/SiS)、データアプリのGUI化をバリバリやろうとしている中で、忘れた頃にこの制限に引っかかりそうかも

36

  • 36時間 (仕様)
    • Sparkコネクターの概要 - データ転送

      Tip
      次のいずれかに該当する場合は、外部データ転送を使用します。

      • バージョン2.1.x以下のSparkコネクターを使用している場合(内部転送をサポートしていません)。
      • 転送に36時間以上かかる可能性がある場合(内部転送では、36時間後に期限が切れる一時的な認証情報が使用されます)。

      それ以外の場合は、内部データ転送の使用を お勧めします。

    • Sparkコネクターの転送モード 外部転送 or 内部転送 を選択する際の1つの判断基準

37

  • 37桁 (仕様,最大)
    • 数値データ型 - 固定小数点数のデータ型

      最大スケール(小数点の右側の桁数)は37です。有効桁数が38未満ですが、最下位桁が小数点以下37桁を超える数値(例:0.0000000000000000000000000000000000000012(1.2e-39)は、一部の精度の桁を失うことなく表現できません。

    • 数値の小数点の右側の表現は最大37桁になっている

38

50

  • 50MB (仕様,最大)
    • ウェブインタフェース(Snowsight)経由でのデータロード時のファイルの上限サイズだった数値

    • いまでは250MBまでアップロード可能となっている

    • これはシンプルにありがたい

    • 嬉しい変更であっても、資格試験で問われやすい数値だと仕様変更の度に回答が変わってきたりもする

    • この手のアップロード制限は、実務上引っかかりやすいポイントなので緩和される分にはWelcome

60

大体は1にまつわる数値として以前記載してまとめていたため、ここでは書いてなかったもの(60のキーワードで引っかかるもの)を書いておきます。

ドキュメント上、単位の表記は複数記載しておいて欲しいなぁと思いつつも、内部的に設定可能な単位とかに依存して秒表記なのか分表記なのかが変わったりするのかなぁ...という想像はしました。(あるいは筆者の感覚とか?)

  • 60秒 (1分) (仕様)
    • Python UDF CREATE FUNCTION commands fail with 'Loading function timed out after 60 seconds'

      Example Error:
      Loading function timed out after 60 seconds in function with handler
      ...
      The default timeout value for loading the Python UDF is 60 seconds.

    • Python UDF をロードするためのデフォルトのタイムアウト値は 60秒とのこと

    • 忘れた頃にこれに引っかかる可能性はありそう

    • 解決方法としては...

      • コードを確認して再設計
      • 60秒内にコードがロードおよびコンパイルされるようにする
    • キーペア認証: トラブルシューティング - JWT_TOKEN_INVALID_ISSUE_TIME

      JWT トークンが発行時刻から60秒以上経ってからSnowflakeによって受信されました。
      ...
      JWT トークンがトークンの発行時刻から60秒以上経過してからSnowflakeによって処理される原因となっている過剰なネットワーク遅延があるかどうかを確認します。

    • 忘れた頃に、あるいは環境を変えた時に急に出るかもしれない

      • IPが変わったとか、VPNまわりとか...等
    • こちらの投稿も要確認

64

  • 64日 (仕様)
    • データのロード - メタデータのロード

      Snowflakeは、データがロードされる各テーブルの詳細なメタデータを保持します。
      ...
      このロードメタデータは64日後に期限切れになります。ステージングされたデータファイルの LAST_MODIFIED の日付が64日以下の場合、 COPY コマンドは特定のテーブルのロードステータスを判断し、再ロード(およびデータの重複)を防ぐことができます。LAST_MODIFIED の日付は、ファイルが最初にステージングされたときまたは最後に変更されたときのどちらか遅い方のタイムスタンプです。

    • 同じファイルを再ロードする時の考慮点になる

    • 同じページに記載の回避策は必読

      ステージングされたファイルの LAST_MODIFIED の日付が64日を超えます。
      ...
      ファイルのロードが成功した場合のロードメタデータの有効期限が切れます。
      ...
      同じテーブルにファイルを再ロードしようとします。
      COPY コマンドはファイルが既にロードされているかどうかを判断できないため、ファイルはスキップされます。
      ファイルをロードするには、 LOAD_UNCERTAIN_FILES コピーオプション(または FORCE コピーオプション)が必要です。

72

  • 72時間 (仕様)
    • Amazon SNS トピックのサブスクリプションが削除された後に、Snowpipeによるファイルの読み込みが停止する

      • SNS トピックサブスクリプションが削除されてから72時間待ちます。
      • 72時間後、Amazon SNS は削除されたサブスクリプションをクリアします。
      • トピックを参照するパイプを再作成します(CREATE OR REPLACE PIPE を使用)。パイプ定義で同じ SNS トピックを参照します。
      • SNS トピックサブスクリプションの削除前に機能していたすべてのパイプが、S3からのイベントメッセージの受信を再開するはずです。
        72時間の遅延を回避するために、別の名前で SNS トピックを作成できます。
    • 72時間待つ、というのは忘れそうだが、トラブルシューティングを問われる時にポイントになってくる要素

    • 実務的には別名で作った方が早いのでそっちになりそうな気がする

90

  • 90日 (最大)

    • MAX_DATA_EXTENSION_TIME_IN_DAYS

      Snowflakeがテーブルのデータ保持期間を延長して、テーブル上のストリームが古くなるのを防ぐことができる最大日数。
      ...
      0 から 90 (つまり、90日)--- 0 の値は、データ保持期間の自動延長を無効にします。

    • Time Travelの理解と使用 - データ保持期間

      永続データベース、スキーマ、およびテーブルの場合、保持期間は0から90日までの任意の値に設定できます

    • DATA_RETENTION_TIME_IN_DAYS

      Snowflakeがオブジェクトに対してTime Travelアクション(SELECT、CLONE、UNDROP)を実行するための履歴データを保持する日数です。
      ...
      0 または 1 ( Standard Edition の場合)
      0 ~ 90 ( Enterprise Edition以上 の場合)

    • 保持期間に関連して出てくる数値で、非常に重要

  • 90日 (仕様)

    • 組織を使い始める - 組織の名前の変更

      Snowflake サポートに連絡する際、ユーザーが元の アカウント URL を使用して組織内のアカウントに一時的にアクセスできるかどうかを決定する必要があります。元のアカウント URL を保持する場合、90日後に自動的にドロップされるため、その時点でユーザーは新しいアカウント URL を使用してアカウントにアクセスする必要があります。90日の期限の前にアカウント URL をドロップする場合は、 組織 URL の削除 をご参照ください。

    • アカウント URLs の管理

      組織の変更
      Snowflakeサポートがアカウントの組織を変更する場合、元のアカウント URL を保存または削除できます。保存された場合、元の URL は「旧組織 URL」と呼ばれます。この URL は90日間アカウントにアクセスするために使用でき、その後削除されます。

      元の URL が保存されており、90日が経過する前に削除する場合は、 組織 URL の削除 をご参照ください。

    • 実務では非常に重要なポイント

    • 組織名変更は業務都合で発生し得るため、変更前の旧URLの有効期間は意識しておかないと、突如Snowflakeに接続できない!となってビックリすることになる

  • 90日 (デフォルト)

    • CREATE PASSWORD POLICY - オプションのパラメーター

      PASSWORD_MAX_AGE_DAYS = integer

      パスワードの変更が必要になるまでの最大日数を指定します。

      デフォルト: 90。これは、90日ごとにパスワードを変更する必要があることを意味します。

    • 一般的によく言われている推奨日数がデフォルトになっている

100

  • 100アカウント (仕様,デフォルト)

    • アカウントの作成

      新しいアカウントの作成またはアクセスに問題がある場合は、次を検討します。
      デフォルトでは、組織内のオンデマンドの最大アカウント数は25件です。組織が容量契約を結んでいる場合、デフォルトの最大アカウント数は100件です。これらの制限を引き上げるには、 Snowflakeサポート にご連絡ください。

    • 比較的大きな組織だとアカウント数が100は達する可能性がありそう

    • サポートに問い合わせることでこの制限は突破できる

  • 100行 (デフォルト)

    • テーブル関数を実行した時、デフォルトで返却される行数としてよく出てくる

    • 例 : TASK_HISTORY

      RESULT_LIMIT => integer
      関数によって返される行の最大数を指定する数です。
      ...
      デフォルト: 100。

    • COPY_HISTORYとかはまた違った仕様になっている

  • 100人 (仕様,最大)

  • 100テーブル (仕様,最大)

  • 100個,100タスク (仕様,最大)

    • タスクの紹介 - タスクグラフ

      新しいタスクを作成するとき(CREATE TASK ... AFTER を使用)またはそれ以降(ALTER TASK ... ADD AFTER を使用)に先行タスクを指定できます。タスクグラフは、合計で最大1000タスク(ルートタスクを含む)に制限されます。単一のタスクには、最大100個の先行タスクと100個の子タスクを含めることができます。

    • タスクの実行制限で、先行タスクや子タスクの最大値

    • システムが徐々に肥大化した時等、忘れた頃に引っかかる可能性がありそう

  • 100〜250MB, 100GB未満 (推奨値)

    • データファイルの準備 - 一般的なファイルサイズの推奨事項

      並行して実行されるロード操作の数は、ロードされるデータファイルの数を超えることはできません。ロードの並列操作の数を最適化するには、 圧縮された データファイルのサイズをおよそ100から250MB(またはそれ以上)にすることをお勧めします。
      ...
      注釈
      非常に大きなファイル(例: 100GB 以上)をロードすることはお勧めしません。

    • ロード時の留意点として重要

    • 水平スケールを生かしてロードすることが推奨されている

    • 小さすぎる or 大きすぎるファイル1つで何度も検証しているとコンピューティングリソースのクレジットも気になりそう


100まできた!

以降は粒度がさらに荒くなりますが、ご了承ください...

128

  • 128 (制限)
  • 128bit (デフォルト)
    • データロード機能の概要 - ステージングされたファイルの暗号化

      暗号化されていないファイル

      データのロードおよびアンロード操作のために内部ステージに格納されているすべてのファイルは、サーバー側で AES-256の強力な暗号化を使用して自動的に暗号化されます。デフォルトでは、Snowflakeは128ビットのキー(オプションで256ビットのキーを構成可能)による追加のクライアント側の暗号化を提供します。

    • CLIENT_ENCRYPTION_KEY_SIZE

      SNOWFLAKE_FULL 暗号化タイプを使用する際は、Snowflakeが内部ステージ(データのロード/アンロード用)に保存されているファイルを暗号化/復号化するために使用する AES 暗号化キーサイズをビット単位で指定します。

      128 または 256
      デフォルト 128

    • ファイルの暗号化方式で指定できるbit数(128か256)

130

250

  • 250MB (仕様,最大)
    • ウェブインターフェイスを使用したデータのロード

      ウェブインターフェイスを使用して、最大サイズ250MBのファイルからデータをロードできます。より大きなファイルまたは多数のファイルをロードするには、Snowflakeクライアント SnowSQL を使用します。

    • csvとかをアップロードする時は、圧縮しておく方がより多くのデータをアップロードできる

256

  • 256bit (オプション)

    • CLIENT_ENCRYPTION_KEY_SIZE

      SNOWFLAKE_FULL 暗号化タイプを使用する際は、Snowflakeが内部ステージ(データのロード/アンロード用)に保存されているファイルを暗号化/復号化するために使用する AES 暗号化キーサイズをビット単位で指定します。

      値 128 または 256

    • ファイルの暗号化方式で指定できるbit数(128か256)

    • 特に指定しなければデフォルトの128bitになる

    • 256bitを使用する場合は以下の注釈がある

      注釈

      • JDBC ドライバーを使用しており、このパラメーターを256(強力な暗号化用)に設定する場合、追加の JCE ポリシーファイルをデータのロード/アンロード元の各クライアントマシンにインストールする必要があります。必要なファイルのインストールの詳細については、 JDBC ドライバーのJava要件 をご参照ください。
      • Pythonコネクタ(または SnowSQL)を使用しており、このパラメーターを256(強力な暗号化用)に設定する場合、追加のインストールまたは構成タスクは必要ありません。
  • 256バイト,256文字 (仕様,最大)

    • SET - 使用上の注意

      文字列変数またはバイナリ変数のサイズは256バイトに制限されています。
      SQL 変数の識別子(つまり、名前)は256文字に制限されています。

    • 長い文字列をセッションパラメータに設定しようとして引っかかる可能性がある

    • CREATE PASSWORD POLICY - オプションのパラメーター

      PASSWORD_MIN_LENGTH = integer
      パスワードに含める必要がある最小文字数を指定します。
      サポートされている範囲は8から256までです。
      デフォルト: 8
      ...
      PASSWORD_MAX_LENGTH = integer
      ...
      サポートされている範囲は8から256までです。
      デフォルト: 256
      ...

    • パスワードの文字数も256文字がMAX

  • 256MB, 256-512MB (推奨値)

    • 外部テーブルの概要 - 一般的なファイルサイズの推奨事項

      形式 推奨サイズの範囲
      Parquetファイル 256 - 512 MB
      Parquet列グループ 16 - 256 MB
      サポートされている他のすべてのファイル形式 16 - 256 MB
    • 外部テーブルをスキャンする時のParquetファイルのサイズの推奨値として出てくる

    • 他も〜256MBが推奨値になっている

429

  • 429 (エラーコード,仕様)
    • リクエスト制限に引っかかった時に出るエラーコード

    • 特にSnowpipeのエンドポイント(loadHistoryScan)に関して資格試験で問われがちなので覚えとくと有利

    • Snowpipe REST API - エンドポイント: loadHistoryScan

      このエンドポイントは、過剰な呼び出しを避けるためにレート制限されています。レート制限(エラーコード429)を超えないようにするため、 loadHistoryScan よりも insertReport に強く依存することをお勧めします。 loadHistoryScan を呼び出すとき、データロードのセットを含む最も狭い時間範囲を指定します。たとえば、履歴の最後の10分を8分ごとに読むとうまくいきます。毎分過去24時間の履歴を読み取ろうとすると、レート制限に達したことを示す429エラーが発生します。レート制限は、各履歴記録を数回読み取ることができるように設計されています。

500

  • 500同時リクエスト/アカウント (仕様)
    • SnowflakeとのOkta SCIM 統合 - 制限事項

      Snowflakeは、SCIMエンドポイント(例えば、 /Users エンドポイント、 /Groups エンドポイント)ごとに、アカウントにつき最大500の同時リクエストをサポートします。

512

  • 512クレジット (最大)
    • ウェアハウスサイズ
    • 2024/7時点での最大サイズである6XLのクレジット/時
    • 今後、1024クレジット/時 のウェアハウス(7XL?)が登場するのかは未知

786

999

  • 999日 (最大)
    • CREATE PASSWORD POLICY - オプションのパラメーター

      PASSWORD_MIN_AGE_DAYS = integer

      最近変更したパスワードが再度変更できるようになるまでの日数を指定します。
      サポートされている範囲は0から999までです。
      ...
      PASSWORD_MAX_AGE_DAYS = integer
      パスワードの変更が必要になるまでの最大日数を指定します。
      サポートされている範囲は0から999までです。

    • パスワード変更までの猶予期間として設定できる最大日数

    • 0を指定すると無期限となるが、指定できる最大値として999に何らかの意味があるのかは不明

    • 非常にインパクトのある数値なので、一見で覚えられそう(ただし、あまり活用する場面はなさそう)

1000

  • 1000個, 1000タスク (仕様,最大)

    • タスクの紹介 - タスクグラフ

      新しいタスクを作成するとき(CREATE TASK ... AFTER を使用)またはそれ以降(ALTER TASK ... ADD AFTER を使用)に先行タスクを指定できます。タスクグラフは、合計で最大1000タスク(ルートタスクを含む)に制限されます。

    • 同時並行で実行できるタスクは1000タスクが上限ということ

  • 1000ファイル (仕様,最大)

    • COPY INTO <テーブル> - オプションのパラメーター

      ロードする1つ以上のファイル名のリスト(コンマで区切る)を指定します。ファイルは、コマンドで指定されたSnowflake内部の場所または外部の場所のいずれかに既にステージングされている必要があります。指定されたいずれのファイルも見つからない場合は、 COPY ステートメントで別の ON_ERROR オプションが明示的に設定されていない限り、デフォルトの動作 ON_ERROR = ABORT_STATEMENT はロード操作を中止します。
      指定できるファイル名の最大数は1000です。

    • 複数ファイルを指定すると並行ロードできるのでおすすめされる一方で、パラメータ背指定できるファイル名は最大1000個まで

    • これもプログラム経由で機械的にファイル名を注入していると、いつの間にか1000に達している可能性がありそうなので要注意

1024

  • 1024バイト (仕様,最大)
    • Snowpipe REST API - エンドポイント: insertFiles

      注釈
      ...

      • 指定された各ファイルパスは、 UTF-8としてシリアル化される場合、<= 1024バイトの長さである必要があります。
    • Snowpipeのエンドポイント insertFilesの2つの制限のうちの一つ

2000

  • 2000文字 (仕様, 最大)
    • QUERY_TAG

      データ型 文字列(最大2000文字)
      説明
      セッション内で実行されるクエリおよびその他の SQL ステートメントのタグ付けに使用できるオプションの文字列です。

    • QUERY_HISTORYに表示されるクエリタグの文字数が2000文字まで

    • タグとしてはかなり余裕がある文字数ではなかろうか

2048

  • 2048bit (最小,仕様)
    • Kafkaコネクタのインストールと構成 - キーペア認証の使用およびキーローテーション

      Kafkaコネクタは、基本認証(つまり、ユーザー名とパスワード)ではなく、キーペア認証に依存しています。この認証方法には、2048ビット(最小)の RSA キーペアが必要です。 OpenSSLを使用して公開キーと秘密キーのペアを生成します。公開キーは、構成ファイルで定義されたSnowflakeユーザーに割り当てられます。

    • Kafka関係の話題は実務で多分使うケースがないイメージがありつつ、資格試験ではよく問われるイメージがある

    • Kafkaコネクタの認証にはキーペアを用い、その鍵長は2048bit〜を用いる

5000

10000

  • 10000行 (仕様)

    • ワークシートの結果の調査

      ワークシートで1つまたはすべてのクエリを実行すると、クエリ結果が表示されます。
      クエリ結果は、最大10,000行のテーブルとして表示されます。クエリが10,000行を超える行を返す場合は、 Download results オプションを使用してすべての結果を表示します。

      シンプルに使用上の注意点になる。
      Snowsight(Web UI)で全部のクエリ結果を見るには限界があるということ。
      クエリ条件を駆使して表示数を絞るか、手元で全件データを見たいならアンロードして手元にダウンロードしてくることを検討しないといけない

  • 10000件 (10K) (仕様,最大)

    • Snowpipe REST API - エンドポイント: loadHistoryScan

      内容がテーブルに追加されたインジェスト済みファイルに関するレポートをフェッチします。大きなファイルの場合、レポートはファイルの一部のみの場合があります。このエンドポイントは、2つの時点間の履歴を表示するという点で insertReport と異なります。最大10,000個のアイテムが返されますが、複数の呼び出しをパブリッシュして、目的の時間範囲をカバーできます。

    • insertReport Snowpipeエンドポイントから取得できるのは最新の10,000件のイベント

    • それ以上取得したい場合はCOPY_HISTORYテーブル関数を使う

    • TASK_HISTORY等で、テーブル関数の結果に指定できる最大行数

      RESULT_LIMIT => integer

      関数によって返される行の最大数を指定する数です。
      一致する行の数がこの制限よりも大きい場合、指定された制限まで、最新のタイムスタンプを持つタスク実行が返されます。
      範囲: 1 ~ 10000

    • SHOW TASKS - 使用上の注意

      LIMIT rows の値は 10000 を超えることはできません。 LIMIT rows が省略され、結果セットが10K行より大きい場合、コマンドはエラーになります。

    • SHOW系コマンドの表示件数もこの10000が上限の模様

    • 10000を超えるデータがあるとしてその結果を表示するには、 Snowflake Information Schemaで対応するビューをクエリして情報を得る

おわりに

10以降の数値をまとめてみました。

何か制限あったっけ?みたいな時に、頭の片隅で引っかかるきっかけになればいいなぁという感じで書きました。

引き続きこれは...と思った数値があればひっそり更新したなと思います。

以上です。

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