はじめに
GitHubのデフォルトブランチがmasterからmainに変更されました。
理由等は以下の記事を参考にしてもらえるとmainに変更された理由がわかります。
GitHub、これから作成するリポジトリのデフォルトブランチ名が「main」に。「master」から「main」へ変更 - Publickey
これに準じて、ローカルリポジトリもmasterからmainに変更することで、煩わしい状態が減ります。
例えば、masterのままでいると、同じ役割を果たすmasterのブランチとmainのブランチが2つ共存する形になり結局削除する手順が必要になってしまいます。
この手順を続けるのはかなり面倒くさいです。ですが、ローカルリポジトリのデフォルトブランチをmasterからmainに変更することで、上記のような煩わしさはなくなります。
以下で、デフォルトブランチをmasterからmainに変更する方法を載せます。
ローカルリポジトリのデフォルトブランチをmasterからmainに変更する方法
変更するにあたって行う手順は2つだけです。
- Gitのバージョンをアップデートする
- git configでデフォルトのブランチを変更する
Gitのバージョンをアップデートする
最新にする前に、Gitのバージョンを確認してください。
Gitのバージョンを確認したい場合、以下をコマンドプロンプト等で打ち込むことで確認することが可能です。
$ git --version
Gitのバージョンが 2.28.0 以降でしたらコマンドでデフォルトのブランチ名を変更できるため、バージョンをアップデートする必要はありません。次に進んでください。
逆にバージョンが上記のバージョンよりも低い場合は、更新する必要があるので、アップデートをしてください。
Macユーザーの場合
Homebrew等を使用してアップデート等する必要があるので、以下の記事等を参考にしてアップデートしてください。
Windowsユーザーの場合
GitBashやコマンドプロンプト等を用いて以下のコマンドを打ち込むことでアップデートが可能です。
$ git update-git-for-windows
筆者は、以下の記事を参考にアップデートすることができました。
【Git】インストール済みのGitをアップデートする【Windows環境】 | かずさプログラマーの雑記帳
git configでデフォルトのブランチを変更する
以下のコマンドを打ってもらえるとデフォルトのブランチ名を変更できます。
$ git config --global init.defaultBranch main
これでデフォルトブランチの変更が完了です。
実際にローカルリポジトリを作成してステージングしてコミットした後に git branch
で確認すると、作成されたブランチがmain
に変更されています。
(補足)作成したmasterブランチをmainに変更する方法
$ git branch -m master main
すでにブランチを作ってしまった場合はこのコマンドを打つことで変更可能です。