LoginSignup
119
84

Gitのデフォルトブランチをmasterからmainに変更する方法

Last updated at Posted at 2020-10-06

はじめに

GitHubのデフォルトブランチがmasterからmainに変更されました。
理由等は以下の記事を参考にしてもらえるとmainに変更された理由がわかります。

GitHub、これから作成するリポジトリのデフォルトブランチ名が「main」に。「master」から「main」へ変更 - Publickey

これに準じて、ローカルリポジトリもmasterからmainに変更することで、煩わしい状態が減ります。
例えば、masterのままでいると、同じ役割を果たすmasterのブランチとmainのブランチが2つ共存する形になり結局削除する手順が必要になってしまいます。

この手順を続けるのはかなり面倒くさいです。ですが、ローカルリポジトリのデフォルトブランチをmasterからmainに変更することで、上記のような煩わしさはなくなります。

以下で、デフォルトブランチをmasterからmainに変更する方法を載せます。

ローカルリポジトリのデフォルトブランチをmasterからmainに変更する方法

変更するにあたって行う手順は2つだけです。

  • Gitのバージョンをアップデートする
  • git configでデフォルトのブランチを変更する

Gitのバージョンをアップデートする

最新にする前に、Gitのバージョンを確認してください。
Gitのバージョンを確認したい場合、以下をコマンドプロンプト等で打ち込むことで確認することが可能です。

$ git --version

Gitのバージョンが 2.28.0 以降でしたらコマンドでデフォルトのブランチ名を変更できるため、バージョンをアップデートする必要はありません。次に進んでください。

逆にバージョンが上記のバージョンよりも低い場合は、更新する必要があるので、アップデートをしてください。

Macユーザーの場合

Homebrew等を使用してアップデート等する必要があるので、以下の記事等を参考にしてアップデートしてください。

Windowsユーザーの場合

GitBashやコマンドプロンプト等を用いて以下のコマンドを打ち込むことでアップデートが可能です。

$ git update-git-for-windows

筆者は、以下の記事を参考にアップデートすることができました。

【Git】インストール済みのGitをアップデートする【Windows環境】 | かずさプログラマーの雑記帳

git configでデフォルトのブランチを変更する

以下のコマンドを打ってもらえるとデフォルトのブランチ名を変更できます。

$ git config --global init.defaultBranch main

これでデフォルトブランチの変更が完了です。

実際にローカルリポジトリを作成してステージングしてコミットした後に git branch で確認すると、作成されたブランチがmainに変更されています。

(補足)作成したmasterブランチをmainに変更する方法

$ git branch -m master main

すでにブランチを作ってしまった場合はこのコマンドを打つことで変更可能です。

参考記事

Highlights from Git 2.28 - The GitHub Blog

119
84
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
119
84