LoginSignup
3
2

More than 1 year has passed since last update.

【IBM Security Verify 】Google Workspace と SAML認証する

Last updated at Posted at 2022-02-08

はじめに

Google Workspace と SAML認証の設定方法についてご紹介いたします。

  • 0.Google Workspaceのトライアル環境準備
  • 1.接続テスト用アカウントの準備(Security Verify/Google Workspace)
  • 2.Security Verify のアプリケーション登録
  • 3.Google Workspace サードパーティのIDプロバイダ(IDP)によるシングル サインオン(SSO)設定
  • 4.動作確認~GMAILへのSAML認証~

0.Google Workspaceのトライアル環境準備

Google Workspaceの無料試用は、2種類ありました。
Google Workspace設定手順については、各サイトを参照ください。

  • Googleから申し込む

    • Google Workspace の無料試用について
    • https://support.google.com/a/answer/6388094?hl=ja
    • 14 日間の無料試用版サブスクリプションを利用できる。
    • 試用版サブスクリプションでは、最大 10 人のユーザーが Google Workspace のすべての機能(ビジネス用メールやオンライン ストレージなど)を試すことができる。
  • 正規代理店から申し込む

    • 検索するといくつか代理店さんがでてきます。
    • 上記代理 店さんでは、30 日間の料試用版サブスクリプションが利用できます。

1.接続テスト用アカウントの準備

Security Verify、および、Google Workspaceに接続テスト用アカウントを登録します。

  • Security Verify

    • ディレクトリ > ユーザーおよびグループからユーザー登録 qiita (15).png
  • Google Workspace

    • ディレクトリ > ユーザーから登録 qiita (16).png

2.Security Verify のアプリケーション登録

Security Verifyのアプリケーション画面で、「アプリケーションの追加」をクリックします。

qiita (1).png

Google Workspaceを検索/選択して、「アプリケーションの追加」を行います。
qiita (2).png

一般タブでドメイン名にGoogle Workspaceのドメインを設定します。
qiita (3).png

サインオンタブはそのまま、保存します。
qiita (4).png

資格タブは、適宜テスト接続用のユーザーを追加ください。
SAML認証の動作確認には、このテスト接続を利用して行います。
qiita (5).png

サインオンタブに戻り、アプリケーション画面から、Google Workspaceに登録する情報を取得・ダウンロードします。

名称 Google Workspace上の設定箇所
Sign-in page URL https://.verify.ibm.com/saml/sps/saml20ip/saml20/login ログインページのURL
Sign-out page URL https://.verify.ibm.com/idaas/mtfim/sps/idaas/logout ログアウトページのURL
Verification certificate アプリケーション登録画面上のリンクからダウンロード 確認用の証明書

qiita (6).png

3.Google Workspace サードパーティのIDプロバイダ(IDP)によるシングル サインオン(SSO)設定

次の URL を使用して、管理ユーザーとして Google Workspace アカウントにログインします。

https://admin.google.com/<ドメイン名>/AdminHome

セキュリティ > 認証 > サードパーティのIdPによるSSOメニューを開き、SSOプロファイルを追加メニューをクリックします。
qiita (7).png

サードパーティのID プロバイダ画面で以下の設定を行い、保存をクリックします。
- サードパーティのID プロバイダで SSO を設定するにチェック
- ログインページのURLに、Security VerifyのSign-in page URLを設定
- ログアウトページのURLに、Security VerifyのSign-out page URLを設定
- 確認用の証明書-証明書をアップロードメニューから、ダウンロードしたSecurity Verifyの証明書をアップロード
qiita (8).png

4.動作確認~GMAILへのSAML認証~

Gmailで動作確認します

ブラウザでGmailのURLにアクセスします。
https://mail.google.com/a/<ドメイン名>
qiita (9).png

ドメイン名があるため、Security Verifyにリダイレクトされます。
Security VerifyのユーザーID/PWDを入力し、サインインボタンをクリックします。
qiita (10).png

本人確認画面で続行ボタンをクリックします。
qiita (11).png

新しいアカウントでようこその画面が表示されるため、同意するボタンをクリックします。
qiita (12).png
qiita (13).png

Gmailが表示されることを確認します。
qiita (14).png

最後に

次回は、IBM Security VerifyからGoogle WorkspaceへのSCIMを利用したユーザープロビジョニング手順をご紹介予定です。

3
2
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
3
2