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初めてのPowerAppsのアプリを作成(第3部)

Last updated at Posted at 2016-12-27

第1部か第2部がまだ読んでいない方は、下記リンクからお願いします。

目的

今まで、サポートメールを登録したり管理したりするアプリを作成しました。でも、元々の目的は重複に返事しないようにメールに担当者を付与することなので、今からメールの担当者を管理する機能を追加します。

担当者のフィールドを追加

まず、担当者のフィールドをエンティティに追加します。PowerAppsウェブサイトにサインインして、左側のメニューのCommon Data Serviceエンティティのリンクをクリックします。第1部で作成したサポートメールのエンティティをクリックします。

entities.png

サポートメールの画面で、フィールドの追加のボタンを押します。以下のように設定します。

  • 表示名: 担当者
  • 名前: Assignee
  • 種類: テキスト

assignee-field.png

入力が終わったら、保存のボタンを押します。

アプリを修正する

PowerApps Studioを開いて、前回保存したアプリの隣にある編集するボタン(鉛筆のアイコン)を押します。

edit-app.png

エンティティを修正したので、一応データソースを更新します。コンテンツのメニューのデータソースのボタンをクリックして、右側のメニューでサポートメールの三点のメニューで最新の情報に更新を押します。

update-source.png

左側のメニューでSupportEmailDetailsの画面を選択して、受信日時や件名のカードを選択します。右側のオプションメニューに全部のフィールドが現れます。追加した担当者のフィールドがありますが、非表示されているので、担当者の目のアイコンを押します。

assignee-card.png

そうすると、担当者のカードが表示されますが、件名の下に移動したいので、右側のオプションメニューの担当者の項目を件名の項目の下にドラッグします。

move-assignee.png

それから、画面の下にあるカスタムカードの追加のボタンを押します。追加したカードを選択して、挿入のメニューでボタンを押します。追加したボタンを選択して、右側の詳細設定メニューで以下のプロパティを編集します。

  • Text: "担当者になる"
  • X: 30
  • Width: Parent.Width - 60

ユーザーがこのボタンを押すとき、現在のユーザーはこのメールの担当者になることが欲しいので、OnSelectのプロパティに以下の値を与えます。

Patch(サポートメール,ThisItem,{Assignee: User().FullName})

以上の命令はボタンが押さられるとき、実行します。実行すると、このサポートメールのAssigneeつまり担当者のフィールドに現在のユーザーの姓名を与えて、サポートメールのレコードを更新します。

Patchはエンティティなどを更新する関数です。Patchの参照はこちら(英語)。レコードの全部のフィールドを更新したい場合は、Updateの関数もあります。今回は担当者のフィールドだけ更新するので、Patchを使います。

Patchの引数

  1. コレクション:エンティティやデータベースのテーブルなど
  2. 更新するレコード
  3. 更新するフィールドと値

Userの関数は現在のユーザーを戻します。参照はこちら(英語)

そして、現在のユーザーが担当者になった場合は、このボタンを無効にしてください。。右側の詳細設定のメニューでのDisabledのプロパティに以下の値を与えます。

ThisItem.Assignee = User().FullName

この項目のAssigneeつまり担当者のフィールドが現在のユーザーの姓名と合っている場合、このボタンが無効になります。

PowerAppsの条件文では=><>=<=<>などの演算子が利用することができます。全ての演算子の参照はこちら(英語)

これで、担当者になるのボタンが完成です。

現在のユーザーはもうこのメールの担当者になりましたが、外したい場合のため、もう一つのボタンを追加します。以前追加したカードをまた選択して、挿入のメニューでボタンを押します。

新しいボタンを選択して、以下のプロパティを編集します。

  • Text: "担当者をリセットする`
  • Fill: RGBA(201, 48, 44, 1)
  • DisabledFill: ColorFade(RGBA(201, 48, 44, 1), 50%)
  • X: 30
  • Y: 150
  • Width: Parent.Width - 60

このボタンが押されるとき、担当者を消したいので、OnSelectプロパティに以下の値を与えます。

Patch(サポートメール,ThisItem,{Assignee: ""})

そして、担当者がない場合、このボタンを無効したいので、Disabledのプロパティに以下の値を与えます。

IsBlank(ThisItem.Assignee)

IsBlankの参書はこちら(英語)

これで、この画面は以下の感じになりました。

with-buttons.png

アプリを試す

ファイルメニューで保存を押します。それから、ファイルメニューで開くを押して、アプリをクリックします。これで、パソコンでアプリを試してみることができます。

一つのサポートメールのアローアイコンをクリックします。作成した担当者の機能を試してみてください。

test.png

スマホで利用する

自分のスマホでPowerAppsアプリを使いたかったら、PowerAppsのスマホアプリが必要なので、以下のリンクでダウンロードしてください。

ダウンロードしてから、アプリを開いてPowerAppsのアカウントにサインインしましょう。

sign-in.png

作成したアプリを選択します。

select-app.png

これで、自分のアプリはスマホで利用することができます。

full-app.png

他のユーザーにアクセスを付与する

一人しかこのアプリを利用できなっかたら、あまり役に立たないと思うので、他の社内のユーザーが使えるように組織に共有しましょう。

PowerAppsのウェブサイトを開きます。左側のメニューのアプリのリンクを押します。今回作成したアプリの三点のボタンを押して、出るメニューの共有のリンクを押します。

このページで他のユーザーとアプリを共有することができます。各ユーザーのメールアドレスで追加することができるし、組織の皆さんを追加することができるし。

組織と共有したいので、組織と共有のリンクを押して、保存のボタンを押します。

これで、組織のユーザーの皆さんが利用することができます。

まとめ

ついにこの連続記事の元々の目標を達成しました。作成したアプリはサポートメールを全部記録して、そのメールはスマホアプリで管理することができます。そして、メールを重複に返事しないように、メールの担当者を付与することもできます。

この連続記事で初めてのPowerApps アプリを作成して、様々なPowerAppsの基本的な機能を利用しましたが、まだ使っていない機能がまだまだ残っているので、次回の記事でその機能を調べるつもりです。

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