はじめに
これはLinux初心者の私がGUIで使っていたLinuxがあるタイミングでCUIしか動かなくなり、途方に暮れたという反省を生かすべく、記録に残すことにしたものです。
問題
fcitx-module-kimpanelのパッケージを削除後、LubuntuがGUIで起動しなくなってしまう。
問題が起きた経緯
Lubuntu18.10 x86 GUI版を入れた後、日本語入力のためにfcitx-mozcを入れたら、変換候補のボックスが「Ubuntu」とでかでかと書いていた。
あまり好きではなかったため変えられないかとネットを探したところ、「Fcitx 設定(入力メソッドの設定?)」の「外観」タブからテーマを変えられるとのこと。
自分の環境だと外観タブを押すと「kimpanelに設定オプションはありません」との一文が表示されるだけで何も変更できる箇所はなかった。
再度kimpanelについて調べると、同じ症状にあっている方のブログを見るとfcitx-module-kimpanelのパッケージを削除すると外観タブに設定項目が表示されるよう。
そこで、Lubuntuにプリインストールされていた「Muon Package Manager」を使って該当するパッケージを削除したところ、無事、外観タブにテーマの設定項目が現れた。変換候補のボックスも水色のテーマに変わったので安心していたが、今度は「sudo apt upgrade」をすると膨大の量のパッケージがもう必要とされていないといわれた。
kimpanelのパッケージを削除した後とupgradeをした間に他に色々作業をしたため、upgradeで表示された不必要なパッケージ群に疑問を抱かなかった。そのまま「sudo apt autoremove」でその600MB近くのパッケージ群を削除してしまった。
そのあと、またしばらく作業して再起動した際にGUIが動かなくなってCUIのみのログインとなってしまい、今回の問題にいたる。
状況
・fcitx-module-kimpanelを削除したあと、upgradeをするとすごい量の必要のないパッケージが表示され、apt autoremoveで600MBくらい削除している
・CUIなら起動でき、ログインができる
・GUI以外は結構動く
・xinit、startxが起動しない(xinitのパッケージがないといわれる)
・xinitをインストールしてstartxすると起動したりしなかったり
原因
再インストールをし、ある程度同じように設定をしていったところ、kimpanelの削除の際にlubuntu-desktop等のパッケージが削除されるのを不審に思い、一度、lubuntu-desktopごと削除してからupgradeをしたところ、案の定ものすごい量のパッケージが不必要になってしまった。
そこでそのパッケージ群をみたところ、「Xorg」や「xinit」などのパッケージ達が見えたため、これが原因だろうと確信した。
手動でlubuntu-desktopのパッケージをインストールしたところ、またfcitx-module-kimpanelも入ってしまうが、一緒に消えたfcitx-ui-qimpanelなども再度インストールされ、
upgradeをすると不必要なパッケージ群がなくなった。
今回の問題の原因は、fcitx-module-kimpanelを削除する際に一緒にlubuntu-desktopとfcitx-ui-qimpanelあたりも削除されてしまったために、xinit達との依存関係がなくなったことが原因だと思われる。
解決方法
色々消えててほぼ無理じゃないでしょうか...
次回気を付けるってことで、OS再インストールが早いかも