内容
IBM CloudでIBMソフトウェアを利用する際のライセンスに関する情報をまとめました。
執筆時点(2022年8月)の情報
利用可能な環境
ライセンス交付を受けたIBMソフトウェアは、EPC(Eligible Public Cloud)として定義されているパブリッククラウド上にデプロイして実行することができる。
・ 対象のEPC・デプロイ先はリンク参照。IBM Cloudをはじめ、Amazon、Microsoftなどのクラウドプロバイダーがリストされている。
・ IBM CloudではVirtual Servers、Containers、Bare Metal Servers、Power Virtual Serversなどがリストされている。
ライセンスのカウント方法
プロセッサーキャパシティに基づくライセンスは、PVU(プロセッサー・バリュー・ユニット)という単位で表される。
IBM Cloudで必要なPVUの例(2022/8時点)
- Virtual Server Instance : 1vCPU = 70PVU
- AWS EC2、Azure Virtual Machines等も同じ係数
- Containers : スレッド数分*のvCPU = 70PVU
- *同時マルチスレッディング(SMT)またはハイパースレッディング(HT)を使用している場合。例えば、
- HT : 2vCPU = 70 PVU
- SMT4 : 4vCPU = 70 PVU
参考リンク
パブリッククラウドのBYOSLポリシー
https://www.ibm.com/software/passportadvantage/eligible_public_cloud_BYOSL_policy.html
ソフトウェア・ライセンスについて
https://www.ibm.com/software/jp/passportadvantage/about_software_licensing.html#virtualserver
PVUテーブル(クラウド以外の値一覧)
https://www.ibm.com/software/passportadvantage/pvu_licensing_for_customers.html
コンテナのライセンスについて
https://www.ibm.com/software/passportadvantage/containerlicenses.html
利用条件(2022.7.26 IBMソリューションブログ)
IBM Cloudをはじめとするパブリッククラウドにおいても、ライセンス管理のためのツールの導入が必要とのこと。環境によって2種類のツールがある。
・ ILMT(IBM License Metric Tool) : Virtual Server Instanceなど
・ ILS(IBM License Service) : コンテナ環境
IBMソリューションブログ IBMソフトウェアのライセンス管理に関するご紹介
https://www.ibm.com/blogs/solutions/jp-ja/ibm-sw-license-management/
以上。