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IBM Planning Analyticsのトライアル / 環境準備と概要編

Last updated at Posted at 2023-12-19

はじめに

IBM Planning Analyticsを30日間無料で試せるトライアルについて、トライアル環境の申し込み方法と概要をまとめてみたいと思います。

IBM Planning Analyticsとは?については製品紹介ページにお任せしたいと思いますが、
簡単に言うと、EPM/CPM(Enterprise/Corporate Performance Management)やプランニング領域のソリューションです。昔はTM1やCognos TM1という名称でした。
キューブという多次元データベースを中心にした製品です。

PATrial 製品紹介.png

トライアル環境準備

トライアル申込ページから申込をします。
トライアル申込ページには、先ほどの製品紹介ページ上の 「IBM Planning Analytics無料評価版を試す」 もしくは右上 「無料評価版を試す」 から開けます。

トライアルにはIBMidが必要です。お持ちでない場合は、別途作成するか、申込画面から作成します。
IBMidの作成方法については、こちらのIBMソリューションブログ記事もご確認ください。

PATrial 申し込み.png

申込画面の左側に小さく「Hosted on AWS」の記載がありますように、こちらはAWS上で稼働しているサービスです。

  • IBMidの作成の場合は、必要事項の入力、メールアドレスに送付されるコードの検証、プライバシーポリシーへの同意に進みます。
    (トライアル申込ページが英語のため、その後のIBMid作成画面やプライバシーポリシーも英語になっています。日本語でIBMid作成を完了したい場合は、こちらのIBMソリューションブログ記事を参照して別途作成します)

  • 既存のIBMidでログインする場合は、ログイン後、「Are you a Student?」と「Company Name」の設問に回答します。

上記のどちらかの手順で指示に従って必要事項の入力を進めると、試用版のセットアップ画面が開きます。
リージョンの選択とインスタンス名の入力が求められます。

PATrial 環境設定.png

リージョンは今回「N.Virginia(us-east-1)」にしました。

インスタンス名は任意の名称を入力します。「Demo202312」にしました。
本番利用の場合は複数環境を作成して切り替えることが可能ですが、トライアルでは環境名が表示されるだけでその後特に使用しません。

入力して「続行」を押すと環境準備が始まります。

PATrial 環境準備中.png

少し待つと環境準備が完了します。

PATrial 環境準備完了.png

「今すぐ試用版にアクセスする」を押すとIBM Planning Analyticsのトライアルのトップページが開き、同時にガイドツアーの画面になります。

PATrial 開始時の画面.png

これでトライアル環境の準備は完了です。

トライアル環境の画面説明

ガイドツアーは環境にアクセスする度に表示されます。
今回はガイドを途中で閉じてトップページを見てみます。

下の画面で「Next」を押します。(左下の「Skip to homepage」でもトップページを開けます)

PATrial 開始時の画面.png

進んだ先となる下記画面で、サンプルのどちらかをクリックします。今回は「Add a new product」を押します。

PATrial ガイドのサンプル選択画面.png

サンプルが開きますが、画面上部の「IBM Planning Analytics」を押してトップページに戻ります。

PATrial トップページ表示ボタン.png

トップページが開きます。
トップページでは、サンプルの起動や製品情報の確認ができるようになっています。

PATrial メニュー.png

  • 最上部のメニューバーは常に表示されていて、「メニュー」、「スイッチャー」があり、「残りトライアル日数の表示」や「ヘルプ」を開くボタンがあります。
  • その下には、製品紹介ページを開くボタン、紹介動画が表示されています。
  • 真ん中あたりには、ガイドツアーと同様にサンプルを開ける部分があります。
  • ページ下部では、「Get Started」と「最近使ったブック」を切り替えられるようになっています。

「メニュー」を押すと、下記のように展開されます。

PATrial ハンバーガーメニュー.png

「レポートおよび分析」ではブックが一覧で表示されます。「共有」、「個人用」、「ユーザー用」では資産(ブック)をフォルダ毎に管理できます。「管理」はトライアル環境の管理画面を開くメニューです。

メニューにある「新規」を押すとさらに展開され、ブックの作成ができるようになっています。

PATrial ハンバーガーメニューブックの作成.png

”ブック”という言葉を使用していますが、ブックはIBM Planning Analytics上でのレポートや分析を行う単位です。
先ほど開いたサンプルも「Add a new product」というブックです。
データベースを選択して表やグラフを配置したり、画像やテキストを入れたり、スクリプトの起動や画面遷移のためのボタンを配置したりできます。用途に合わせて、データを見るためのブック、データを入力するためのブックなどを作ることができるようになっています。
PATrial ブックの例.png

ブックや管理画面などの何かを開いているときは、スイッチャーが表示されます(何も開いていないときは表示されません)。
スイッチャーの下向き三角のボタンを押すことで開くものを切り替えたり、「×」を押して開いているものを閉じたりできるようになっています。

PATrial スイッチャー.png

トップページの画面下部に戻ると、「Get Started」と「最近使ったブック」を切り替えて表示できます。

Get Startedは、製品ドキュメントやコミュニティへのリンクになっています。

PATrial Get Started.png

Get Startedの「Learn」からは、ヘルプが開けます(画面右上のメニューバーの「?」アイコンをクリックしても開けます)。

PATrial ヘルプ.png

「Community」と「FAQ」からはIBM Business Analyticsコミュニティ内のPlanning Analyticsの情報が開けるようになっています。英語ですが、ブログ記事、Disccusion、Webセミナーなどの情報を確認できます。

PATrial BACommunity.png

「Documentaion」からは製品マニュアルが開きます。画面を下にスクロールすると、言語表示を日本語に変更できます。

PATrial マニュアルの情報.png

「最近使ったブック」には、先ほど開いた「Add a new product」が表示されています。

PATrial 最近使ったブック.png

トライアル環境の補足情報

トライアル環境で試せることは、こちらの製品マニュアルに記載されています。
WebインターフェースとExcelインターフェースが使用でき、既存のデータベースを使ったデータの入力や可視化ができるようになっています。

トライアル環境に再度アクセスするには、下記のような方法があります。

  • トライアル環境のURLをブックマークしておく
  • トライアル環境準備完了後に届くメールから「Access Trial」をクリック
  • IBMidの管理ページであるMy IBMのサブスクリプション管理から「IBM SaaSコンソール」を開き、インスタンス名をクリック

トライアル環境準備完了後に届くメール
差出人「IBM SaaS」、件名「Your IBM Planning Analytics trial is ready」

PATrial メールからのアクセス.png

My IBMの画面

PATrial My IBMの画面.png

おわりに

トライアル環境の申し込み手順、画面の紹介、トライアルでできることなどの補足情報について記載しました。
実際のサンプルの使用については、『IBM Planning Analyticsのトライアル / サンプル体験編(Add a new product / Adjust product price(what-if))』の記事に記載しました。

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