Ubuntu Sutudio を 20.04=>21.04=>21.10 と渡り歩いた結果
色々変わって大変。
本来は20.04=>21.04はインプレースアップグレード(ってWindows用語か、要は再インストールなしにdo-release-upgradeするパターン)は非サポートとのことだったが、無理やりやってしまった。
20.04=>21.xxで大きく変わったのはデスクトップ環境で、それまで使ってきたxfce4からkde5に移行したこと。xfce4はたしかUbuntuStudioを使い始めた頃からだったので、えー手元に残ってる一番古いisoは11.04だから、つまり2011年から10年ぶりにデスクトップ環境が変わったということ。うーん感慨深い。
あとはディスプレイマネージャ(ログイン画面)がlightdmからsddmに変更になった。
そしたら、ちょっとだけハマったので顛末をメモがわりに書いてみます。
インストール時に入るconf vs 管理画面から生成されるconf
インストール時には/etc/sddm.conf
という中身が空の設定ファイルが生成されるのだが、[KDEシステム設定]=>[起動と終了]=>[ログイン画面(SDDM)]を立ち上げて設定すると、/etc/sddm.conf.d/kde_settings.conf
という設定される。
うーん、/etc/sddm.conf
は"Local configuration file for compatibility"とあるので、たぶん昔の方式なんだろう。だったら、デフォルトのコンフィグは/etc/sddm.conf.d/
配下に入れといてくんねーかな。
なんでかっていうと、うろ覚えだけど/etc/sddm.conf
に設定書いても反映されない事があったんで、/etc/sddm.conf.d/
配下にコンフィグファイル作ったんだわ。
あるぇ、autologinが効かなくなったぞ。
んで、家で使うデスクトップだから、オートログインさせてたわけよ。
そいじゃぁsddmでもやるか、ってことで/etc/sddm.conf.d/kde_settings.conf
をこんな感じに書き換えてみた。
[Autologin]
Relogin=false
Session=ubuntusutudio
User=theusername
[General]
HaltCommand=
RebootCommand=
[Theme]
Current=
Font=Noto Sans,10,-1,0,50,0,0,0,0,0,Regular
[Users]
MaximumUid=60000
MinimumUid=1000
これで確かログインできてたのよ21.04の頃は。
ところがね、21.10になったら全然自動ログインしてくれないわけ。
おかしーなー、とぐぐってみたら...
自動ログイン
KDM と同じように、SDDM は設定ファイルによって自動ログインをサポートしています、例:/etc/sddm.conf.d/autologin.conf
[Autologin]
User=john
Session=plasma.desktop上の設定だと、システムが起動した時に john ユーザーで KDE Plasma セッションが起動します。利用できるセッションのタイプは ls /usr/share/xsessions/ でわかります。
ほうほう、どれどれ
$ ls /usr/share/xsessions/
plasma.desktop remmina-gnome.desktop twm.desktop
がーん、ubuntustudio.desktopが無えじゃねぇか.....
ということでSession
にplasma
を設定して解決。
(したとおもったらemacsで編集してたからバックアップファイルのkde_settings.conf~の方を見に行って反映されなかったというオチもあるんよ。ちょっと困るよね元のファイル残しときたい時とか、読み込むのは*.confだけにしてほしいなぁ)
おわりに
個人的な感想としてはlightdm使ってる人は無理やりsddmに移行する必要はないと思う。do-release-upgradeのパッケージのインストール時にlightdm使うかsddm使うかの選択があるので、迷わずlightdmでいいんじゃないでしょか。
ンまァ21.xx系になって見た目が派手になったのはちょっと感動したし、qjackctlのグラフでalsaとjackのportが一画面で確認できるようになったのはなかなかカッチョいいかなとか思った。
以上、お気持ち表明多めのメモでした。