「自分でVizを作ってみたいけど、どこから手を付けたら良いのかわからない…」
Tableauを始めたばかりの方で、このように迷われることも多いと思います。
そこで、Vizを作成してパブリッシュするまでのHow toを簡単にまとめてみました。
少しでもお役に立てれば幸いです!
1.Tableau Publicをインストールする
まず、こちらからTableau Publicをインストールしましょう!
ローカルPCへ保存するためには製品版の購入が必要ですが、完成したVizをパブリッシュ(一般公開)する場合は、無料版であるTableau Publicで大丈夫です。
オンライン上に公開されるので、秘匿性の高いデータ・個人情報を用いたVizはNGです。
2.Taskを決める
続いて、パブリッシュするVizを作っていきます。
最近の出来事の中で、下の4つの疑問点がないか、思い返してみましょう。
- When(いつ):「ここに旅行するにはいつがいい?」
- Where(どこ):「どこにある施設が一番人気なんだろう」
- Who(誰):「どの年齢層が多いのか気になる」
- What(物):「病床はいくつ使われているのかな」
自分の感情が動いたものを軸に探すと、見つかりやすいと思います。また、自分の自然な疑問点をTaskに挙げることで、この後の掘り下げがとてもスムーズになります。
どうしても思い浮かばない場合は、実際のデータから4つの疑問点に沿って探すのも手です!
3.データを探してダウンロードする
一般に公開するVizを作成するため、主にオープンデータを使用します。
1で決めたTaskのオープンデータがないか探してみましょう。
もし見つからなければ、気象庁・各自治体のデータから探すのもおすすめです。
4.データの整理
オープンデータは様々な形で準備されていますが、中でもCSV形式が多いと思います。
CSVとは「Comma Separated Value」の略称で、「コンマで区切った値」を指します。
Excelで開くことができるので、Excelで不要な行・列を削除します。
右クリックから任意のプログラムで簡単に開くことができます!(mac)
CSV形式をExcel形式に変えて保存してから操作しましょう。
Excel「データ」タブ内「フィルター」を使うと楽に作業できると思います。
5.Tableau Publicで分析
3で整理したExcelファイルをTableau Publicに取り込んで、いよいよここから分析です!
「何を見ればTaskが解決するのか」を考えながら、グラフを作成していきます。
「どこから始めれば良いのかわからない!」という場合は、一旦以下のグラフをたくさん作って、ざっくりとした全体像を把握してみましょう。
- ディメンションごとの棒グラフ
- 推移
- ヒストグラム
すると気になる点が出てくると思うので、その箇所をピンポイントに掘り下げていきます。
自分で探索している時は、最初から完璧な1シートを作るのではなく、あえて「ダッシュボードのパーツを作る」と意識すると整理しやすいかもしれません。
データの土地勘がつくまでは、まず色々なグラフをガシガシ作ってみましょう!
そして探索中に「この分析はVizを見る人にも見せたいな」と思うシートが出てくると思います。
Taskの理解に必要なプロセスだと感じたら、レイアウトを整えてシートを仕上げましょう。
6.ダッシュボードを組み立てる
Taskの理解に必要なシートがいくつかある場合は、ダッシュボードにまとめます。
インタラクティブにさせたいシートにフィルターを設定すると、Vizに動きが出て楽しいです!笑
もちろん楽しいだけではなく、選択したデータに対応させることで、より簡単にそのデータの詳細を理解することができます。
データの引用元もしっかりと記載しましょう。
「どうしても無駄な隙間ができてしまう」という場合には、空白・テキストを使用するとレイアウトが整います。余ったスペースに簡単な操作説明を書いておくと、ぐっと親切になります。
ダッシュボードにまとめた場合は、シートを非表示にしておくとシンプルになります。
凡例を浮動にすると、より細かくレイアウトを整えることができます。
「Vizを初めて見る人が何を思うか」を意識しながら組み立てましょう。
7.完成したらパブリッシュ!
最後にシートごとに見直して、不要なピル・フィルター・タブを削除したら完成です!
「ファイル」内の「Tableau Publicに保存」からパブリッシュが可能です。
少しレイアウトがズレることがあるので、パブリッシュしたシートも忘れずに確認しましょう。
以上、初めてVizをパブリッシュするまでの7ステップでした。
最初の1つが完成すると、一気に感覚が掴めると思います!
気軽に作ってパブリッシュできるので、気になることをどんどん可視化してみましょう。