MongoDB 4.0 のトランザクション機能をMongoシェルから試す

MacOSにMongoDB 4.0をインストールしてトランザクションを試します。

まずはMongoDB 4.0をダウンロードして解凍

wget https://fastdl.mongodb.org/osx/mongodb-osx-ssl-x86_64-4.0.0.tgz
tar zxvf mongodb-osx-ssl-x86_64-4.0.0.tgz

データディレクトリを作る

cd mongodb-osx-x86_64-4.0.0/
mkdir data

MongoDBをレプリカセットモードで起動（通常モードだとトランザクションは使えないため)

./bin/mongod --dbpath data --replSet rs1

別のターミナルでMongoシェルで接続して、１台のmongodからなるレプリカセットを設定して、初期化

./bin/mongo
> rs.initiate({"_id":"rs1",members:[{_id:0,host:"＜IPアドレス＞:27017"}]})

プロンプトが　rs1:PRIMARY> 　になればレプリカセット構築完了OK

testデータベース　のmycolコレクションに、まず１つデータを入れる

rs1:PRIMARY> use test
switched to db test
rs1:PRIMARY> db.mycol.insert({"a":1})
WriteResult({ "nInserted" : 1 })

トランザクションを開始しして、２つ目のデータを入れる

rs1:PRIMARY> session = db.getMongo().startSession()
session { "id" : UUID("0277f85e-b00f-4d3e-8398-7afa22fc5e97") }
rs1:PRIMARY> session.startTransaction()
rs1:PRIMARY> mycol = session.getDatabase("test").mycol
test.mycol
rs1:PRIMARY> mycol.insert({"a":2})
WriteResult({ "nInserted" : 1 })

この時点では、他のクライアントからは{"a":2}のドキュメントは見えない

トランザクションをコミットする

rs1:PRIMARY> session.commitTransaction()

これで、他のクライアントからも{"a":2}のドキュメントは見えるようになった