はじめに
Excelを使った日付の操作は、ビジネスやデータ分析において一般的によく利用されます。
特に、特定の条件に合致する日付を取得する関数は、よく使われる機能の一つです。
この記事では、指定した月の最終日を取得し、土日を除外する関数の作成方法について紹介します。
条件の明確化:
まずは、求める条件を明確にします。本記事で解決するべき条件は以下の通りです。
- 指定した月の最終日を取得する
- 土曜日と日曜日を除外する
- 最終日が土曜日または日曜日の場合は、直前の平日を取得する
関数例
今回は2パターン紹介します。
※Excel関数のシンタックスハイライトをどうやって設定すればいいのか分からなかったので、とりあえずvbを指定しています・・・
パターン1
=WORKDAY(EOMONTH(指定した月の日付, 0)+1, -1)
パターン2
=IF(WEEKDAY(EOMONTH([指定月のセル],0),2)<=5,EOMONTH([指定月のセル],0),IF(WEEKDAY(EOMONTH([指定月のセル],0),2)=6,EOMONTH([指定月のセル],0)-1,EOMONTH([指定月のセル],0)-2))
関数の補足
EOMONTH関数の活用
条件を満たすためには、Excelの組み込み関数であるEOMONTH関数を活用します。
この関数は、指定した日付を含む月の最終日を取得することができます。
WEEKDAY関数を使った曜日の判定
取得した最終日の曜日を判定するためにWEEKDAY関数を使用します。
この関数は、指定した日付の曜日を数値で返してくれます。
IF関数を用いた条件分岐
WEEKDAY関数を使って判定した曜日に基づいて、土曜日と日曜日を除外するための条件分岐を行います。
IF関数を使用し、土曜日と日曜日の場合は直前の平日を、それ以外の場合はそのままの最終日を返すようにします。
おわりに
本記事では、指定した月の最終日を取得し、土日を除外する関数の作成方法を紹介しました。
この関数を使うことで、例えば、プロジェクトの期限日を計算する際に土日を除外したい場合や、休暇の申請期限を設定する際に土日を考慮したい場合などに便利です。
日々の業務の参考になれば幸いです。