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【HARK】#002 - HARKインストール後に最初にすべき3つのこと

Last updated at Posted at 2020-10-05

※ この記事は、【HARK】#001 - HARK 3.1.0のインストールの続きです。

はじめに

初心者の私が、実際にHARKを触れてみて、HARKをインストール後に最初にすべきことは以下の3つだと思います。

最初にすべき3つのこと

  1. マイクの認識確認
  2. HARK Desingerで、ノード一覧にノードを表示させる
  3. HARK Desingerのドキュメントの確認

(1→2→3の順を推奨)

HARKインストールが無事終わって、じゃあチュートリアルでもしようかなぁとみんな思うのかなぁと私は思うのですが、HARKはドキュメントも機能も豊富で、チュートリアルをやるにも、どのドキュメントを見ればいいかわからなくなります。 また、「HARK+TAMAGO-03で音の方向を検知してみた」でも書かれているように、ドキュメントにはところどころ説明不足なところがあり、フォーラムに投稿された内容からみてもわかりますが、初めてHARKを触る人にとっては、最初からハマりどころがあります。

上記3つは必ず必要なものなので、最初にやりましょう。

1. マイクの認識確認

マイクが認識されているか?とデバイスID(カード番号)とサブデバイスID、デバイスタイプなどを確認します。音声分離や音源定理をするにも、ノードで指定する必要がある情報です。確認の仕方を覚えておいてください。

Linux版

arecordコマンドを実行し表示された一覧に、自分が接続しているマイク(私の場合はTAMAGO-03)があることを確認してください。また、TAMAGO-03は、カード 1、サブデバイスの番号は、0(#0)となっています。

$ arecord -l
**** ハードウェアデバイス CAPTURE のリスト ****
カード 0: PCH [HDA Intel PCH], デバイス 0: ALC269VC Analog [ALC269VC Analog]
  サブデバイス: 1/1
  サブデバイス #0: subdevice #0
カード 1: TAMAGO03 [TAMAGO-03], デバイス 0: USB Audio [USB Audio]
  サブデバイス: 1/1
  サブデバイス #0: subdevice #0

Windows版

「スタートメニュー」 > 「HARK」 > 「Input Sound Device List」をクリックすると、デバイス一覧が表示されます。自分が接続しているマイク(私の場合はTAMAGO-03)があることを確認してください。

input_device_list.png

cmd.png

「WASAPI」と「TAMAGO-03」という文字列がHARKのノードで音声データを取得する際に必要になりますので、覚えておいてください。

その他

対応するマイクについては Supported Hardwareのページなどもご確認ください。

2. HARK Desingerで、ノード一覧にノードを表示させる

なぜ、この操作が必要なのか?

まずは、ウェブブラウザベースでネットワークを作成するためのGUI 「HARK Designer」 の使い方を覚える必要があります。

HARK Deisngerの使い方を覚えるにしても、実際操作しながら理解していきたいと私は思っているのですが、HARK Desingerのドキュメントをみると、説明に「下図のようなウェブページが表示されます。」や「画面の左側にある Node list の General をクリックして」などの説明がありますが、 インストール後にHARK Designerを起動しても、ノード一覧には何も表示されません でした。インストール直後のため、いきなりドキュメントと表示内容が違うので、インストールをミスってしまったのではないか??と焦りました。

でも実際は表示するための操作が必要でした。しかし、ノードの一覧への表示方法は、HARK Desingerのドキュメントには書かれていませんわかりやすく書かれていません(書かれていないと思っていましたが、読み返したらドキュメントの終盤のPreferenceボタンの説明にありました)。手順がなくても、メニューを探せば表示させることはできるのですが、同様に困った人がこの記事をみて解決できれば、時間を無駄にせずに済むと思い、最初にすべき3つのことに加えています。

一覧にノードを表示させる方法

メニューの「Preferences」をクリックし、表示された画面で、「Packages」を選び、表示させたいののを○から●に変更します(下図では、hark-baseと、hark-coreが●、hark-python3が○です)。

preferences.png

3. HARK Desingerのドキュメントの確認

ノード一覧に表示されたら、HARK Designerのドキュメントを読んで操作を覚えましょう。ドキュメントは、HARK.jpの左にある「ナビゲーション」 > 「Packages」 > 「HARK Designer」にあります。長い文章ではないので、一度は最後まで目を通しましょう。

nav.png

補足

ノードを一覧に表示させる方法を説明した際の画像に、「Tutorial」というボタンがありますが、それを押すと、HARK Desingerの簡易的な操作説明してくれます。

その他

HARK Desingerは、HARKのパッケージなので、、HARKの構成上(HARK.jpのナビの構成上)では正しいのだと思いますが、初心者がHARKを覚えるのに、いきなりDocumentにある情報でなく、Packagesにある情報から読むのはなかなかないが、これから読んだ方が良いと思うので、Qiitaの記事にしました。

最後に

これでHARKを実際に触ってみる準備ができました。

次回(来週予定)は、クックブックの「はじめてのHARK」の 「 初めての録音 」について、その次は「はじめての音源定位」を、公式の内容を補いながらわかりやすく書いていこうかなぁと思います。

続きの記事は、「【HARK】#003 - HARKクックブック「はじめての録音」をやってみた」です。

この記事が役立ったなら、LGTMよろしくお願いいたします( #001に書いていますが、HARKの記事って求められているのか知りたいです)。

他の記事
【HARK】#001 - HARK 3.1.0のインストール
【HARK】#003 - HARKクックブック「はじめての録音」をやってみた
【HARK】#004 - HARKクックブック「マイクロホンからのリアルタイム音源定位」をやってみた
【HARK】#005 - arecordで、8chのwavファイルを作る方法
【HARK】#006 - HARK::ParsingException

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