概要
今回は、Snowflake Marketplace 上の公開データセット COVID19_EPIDEMIOLOGICAL_DATA
を活用し、Oracle Analytics Cloud(OAC) と連携してAI Assistantによる分析を試してみました。
手順
1. Snowflake Marketplaceデータの準備
Snowflake Marketplaceに公開されているデータセット COVID19_EPIDEMIOLOGICAL_DATA
を選定し、自分のSnowflake環境にデータベースとして取り込みました。
2. OACでSnowflakeデータベースと接続
OACのデータ接続機能を使い、Snowflake上に作成した COVID19_EPIDEMIOLOGICAL_DATA
データベースに接続しました。その後、該当データを使ってデータセット(dataset) を作成しました。
Snowflakeデータベースの接続方法について、下記のドキュメントをご参考ください。
3. AI Assistantの利用に向けた設定
OACのAI Assistantを利用するには、作成したデータセットに対してインデックスの作成と言語の設定を行う必要があります。これにより、自然言語での分析指示が可能になります。
4. AI Assistantによる分析実行
作成したデータセットを使い、OACのAI Assistantに対して分析リクエストを実行しました。
- シンプルな質問(例:「死亡者数が最も多い国はどこですか?」)に対しては、Snowflake Copilot でも OAC AI Assistant でも、同様に適切なグラフを返してくれます。
OACの画面:
Snowflakeの画面:
最初英語で回答しますが、更に指示すると日本語で回答します。またSQLとSQLの作成詳細で回答するため、実行ボタンをクリックする必要となります。
- 複雑な質問(例:「死亡者数が最も多い上位10か国の死亡者数と総人口を表示してください。」)に対しては、OAC AI Assistant は複数のマップビジュアライゼーションを自動生成してくれますが、Snowflake Copilot は棒グラフなどの基本的な形式での返答に限られます。
OACの画面:
地図で正しく表示します。または複数の視点「死亡者数だけなど」の地図も自動的に作成され、丸アイコンのクリックで切り替えます。
Snowflakeの画面:
結果が正しく作成したが、棒グラフだけで、地図で作成したいときに結果をダウンロードし、他のツールで対応します。