記事のソートを別の投稿タイプのカスタムフィールドの値でおこなう

##「本の一覧を出版元の50音順でソートしたい」
WordPressで「書籍」「出版社」をそれぞれ別のカスタム投稿タイプで登録してSmart Custom Fieldsの「関連する投稿」などで紐付けている場合に、書籍の一覧を出版社のカスタムフィールドに登録された“よみがな”でソートする。

search.php

if ( have_posts() ) :
	
	while ( have_posts() ) : the_post();
		
		// 書籍に関連付けされた出版社のIDを取得
		$member_id = get_post_meta( $post->ID, 'member', true );
		// 出版社のよみがなを取得
		$member_yomigana = get_post_meta( $member_id, 'yomigana', true );
		// $postオブジェクトに“よみがな”を追加
		$post->member_yomigana = $member_yomigana;
		
	endwhile;
	
	/********************************
	* 取得した書籍情報を出版社の“よみがな”で並べ替える
	* 第一引数=ソートする配列, 第二引数=ソートに使う比較関数を定義
	* 比較関数から返された値の順にソート
	********************************/
	usort ( $posts, function ( $a, $b ) {

		$member_a = $a->member_yomigana;
		$member_b = $b->member_yomigana;
      
		if ( $member_a && $member_b ) :
			// 前者が大きければ正の値、後者が大きれば負の値、同じならゼロを返す
			$value = strcasecmp( $member_a, $member_b );
		else :
			// よみがながない場合は最後尾へ
			$value = 99999999;
		endif;	      
		
		return $value;
	} );
	
	// ループを巻き戻す
	rewind_posts();
	
	while ( have_posts() ) : the_post();         
	
		// 記事表示部分
	
    endwhile;
    
endif;

• 要点１ ループをrewind_postsで巻き戻して２度回し、ソートと表示の処理を分ける
• 要点２ “よみがな”を取得して $post オブジェクトに突っ込む
• 要点３ usort関数で、“よみがな”を元に $posts をソートする

“よみがな”がなかった場合に返す"99999999"という値は適切かわからないが、"ソート最高尾に持っていくのに十分に大きい値"という意味。

###降順（逆順）にソートする場合

$valueに「-1」を掛けて、

return ( $value * -1 );

とすればいい。

###参考
http://php.net/manual/ja/function.usort.php
http://php.net/manual/ja/function.strcasecmp.php
http://php-archive.net/php/kana-sort/
https://ja.wordpress.org/plugins/smart-custom-fields/